【緊急解説】覚醒剤に変えられる液体とは? 超未来型の麻薬密輸“分子的密輸”事件の科学的真相!

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●分子的密輸の手口

 今回の事件は報道によると、「t−BOCメタンフェタミン約14.5キロを所持し、覚醒剤製造の予備行為をした疑い。この量で覚醒剤約7.8キロを作れる」ということでした(日経新聞)。

 ほぼ半分量が覚醒剤ということですね。どういうことなのでしょう?

 これは分子構造を見ながら話をしたほうが早いので、図をご覧ください。

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tert-ブトキシカルボニル-メタンフェタミン(t-Boc-メタンフェタミン)

 これが今回摘発された物質tert-ブトキシカルボニル-メタンフェタミンです。名前の通り、tert-ブトキシカルボニル基の付いたメタンフェタミンという感じです。tert-ブトキシカルボニル基はアミノ基の代表的な保護基として知られています。有機化学では、反応性が高い部分に余計な反応が起こらないよう、その場所に別の官能基(原子団)を付けて保護します。この時に使う官能基を保護基と言います。

 今回の犯行を簡単に言い換えると、材木に餅をくっつけて「建材です」と言い張るようなものです。木材と餅は用途も目的も全然違うものですし、建材としても使いようがないわけですが、その餅をとっぱらって不正に木材を持ち込むようなイメージと考えて下さい(笑)

 今回も入浴剤や芳香剤として輸入されていたようですが、もちろん入浴剤には使えません(笑)

 餅、もといtert-ブトキシカルボニル基はトリフルオロ酢酸などの触媒で簡単に分解します。乱暴な話、先の物質を入浴剤代わりに風呂にいれてグラグラ煮ると、水面に油状物質が浮いてきます。それを集めて塩酸なり硫酸で塩にして安定化させれば、アンダーグラウンドで流通する麻薬・メタンフェタミン(解説はこちら)と同じものになるわけです。

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tert-ブトキシカルボニル-メタンフェタミンの分解過程

 では分解した保護基はどうなるのか……というとこれが都合が良いことに、無害なイソブテンと二酸化炭素という物質になってくれます。つまり気化していなくなってしまうわけです。

 煮込むだけで覚醒剤になるような物質でも、分子という目で見ると覚醒剤の分子構造を持った別の物質です。分子的密輸なら、法規制さえなければ合法的に麻薬を持ち込めることになるわけです。

コメント

4:匿名2018年3月 8日 08:12 | 返信

オウムは化学者を手下にしてサリンとかVXとか作ったんですよね
当時話題になりましたね
うちの高校の古文の先生が「理系教育の失敗だ。文系科目を教えなかったからだ」と言っていましたが

3:匿名2018年3月 7日 20:58 | 返信

土竜の唄でも覚せい剤を仕込んだパスタを輸入して
そのパスタを煮て複数の液体を混ぜると覚せい剤になるのやっていたね
あれは化学変化させるのではなく抽出するだけだったかな

2:匿名2018年3月 7日 20:54 | 返信

土竜の唄でも覚せい剤を仕込んだパスタを輸入して
そのパスタを煮て複数の液体を混ぜると覚せい剤になるのやっていたね
あれは化学変化させるのではなく抽出するだけだったかな

1:トランプ大統領2018年2月24日 01:51 | 返信

毒ばかり扱ってないで脳神経回復薬を作ってもらわないと
薬物中毒者も殺されないと治らんと思うのだ。
日本の薬物はヤクザだけでなくイラン人を何とかしてもらわないと困る。
ドゥテルテ大統領のように超法規的措置をしなければならなくなる。
だが残虐なメキシコの麻薬カルテルは確実に殺さないと治らん。
壁を作るだけではダメだ。元を絶たないと。
日本もヤクザや薬物の売人は全部ぶっ殺してこの世から消したほうがいい。
みんなそう思っている。
組織的は犯罪者は一番迷惑で生きる価値のない人たちなのだから全員死刑にすべきである。
今時、ヤクザなんてダサいし流行らない。それ以外にも邪魔な組織はたくさんあるが
なあなあで存続させているのもどうかと思う。今すぐ切り替えて処刑していくべきであろう。
これがポプちんの国ならば不法な組織団体は地獄の業火に投げ込まれ絶命しているだろう。
ちょっとでもかかわっただけで死刑は免れない。

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