【悲報】「エッセンシャルオイルで少年のおっぱいが巨大化する」BBC報道! ラベンダーやティーツリーで女性化か?


■原因はオイルに含まれる化学物質

 では、なぜ、ラベンダーとティーツリーのエッセンシャルオイルが少年の乳房を女性化させたというのか? コラ氏らの研究によると、これらのオイルの中に、女性ホルモンであるエストロゲンを模倣し、男性ホルモンであるテストステロンの働きを阻害するような化学物質が含まれているというのである。

 そこで今回、ラベンダーとティーツリーのオイルの成分がさらに詳しく調べられた。ヒトの乳がん細胞を使った実験で、これらのオイルに含まれる数百種類の化学物質からテストステロン阻害作用のある8つの内分泌撹乱化学物質が特定された。またこれらの化学物質は、市場に出回っている他の種類のエッセンシャルオイル、少なくとも65種類に含まれていたという。調査結果はシカゴで開催された内分泌学会(Endocrine Society)の総会で発表された。

0319EO-3.jpg画像は「Thinkstock」より引用

 今回の結果について、英ケンブリッジ大学の小児科学名誉教授ユアン・ヒューズ氏はエッセンシャルオイルの抗男性ホルモン効果は予期していないものだったとBBCに語っている。また、乳房の女性化は稀な症状でありデータは少なく、今の段階ではコメントできないとしている。

 一方で、ヒューズ氏はエッセンシャルオイルから受ける影響には個人差が大きいことを指摘し、含まれる微量な化学物質に敏感に反応することがあってもおかしくはないという。さらに、エッセンシャルオイルの長期使用の影響は不明であり、製品に含まれる成分の規制や適切な使い方の徹底などに注意を払うべきだと指摘した。

 また、今回の調査で行われた実験についても、ヒトの乳がん細胞では体内でのホルモンの複雑な関係は再現できないという批判が寄せられている。より詳しい疫学調査や実験が必要であるのは間違いない。

 日本アロマ環境協会はエッセンシャルオイルを使う上での注意点として、原液を直接皮膚につけない、既往症や体質に合わせて注意深く使用する、3歳未満の子供には芳香浴以外はさせず、それ以上の子供に使う場合でも最大で成人の二分の一程度の量にすることなどを挙げている。

 今回の研究結果はエッセンシャルオイルのもつ危険性の一つを示唆しているが、だからといってアロマテラピーが危険だと言っているのではない。エッセンシャルオイルは危険物ではないが、年齢や体質に合わせて適切に使用すべきだということを改めて示しているに過ぎない。エッセンシャルオイルに健康に良い効果があるなら、悪い効果もまたあるという、ただそれだけの話である。

(編集部)

参考:「Science Alert」「BBC」ほか

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