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無実を訴える画家・俳優・UFOコンタクティー、庄司哲郎が激白！「覚醒剤逮捕の冤罪はこうやって作られた」

2018.03.30 14:00

小倉智昭

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イメージ画像：「Thinkstock」より

■逮捕2日前、“不審な男”が差し出したお茶

――ピンポイントで見つかったということは、密告者がいた可能性がありそうですが、覚醒剤は体内からも検出されたんですか？

庄司　　出ましたね。千代田区にあるマトリの本部に連れて行かれた時、尿を採取されたんです。

　尿が入ったカップに蓋をして、セロテープを貼って、そこにマジックで「庄司」と名前を書くんです。そして、その場で検査をするのではなく、別の所で検査するんです。だから俺は「これだと簡単に開けられるし、中に何か混入されたらわからない。目の前で検査しろ」と言ったら、「それはできない」と。

――ASKAさんが主張する「尿・お茶すり替え事件」（※）を連想させる話ですね。

庄司　　そうですね。俺も「ASKAさんが尿をお茶に変えたというのは、もしかして捏造される可能性があることを知っていたからなのでは？」と思ったんです。ただ、俺はその2日前に若い男からお茶を飲まされていたから、そのお茶に覚醒剤が混入していたのかも知れない。

――庄司さんにお茶を飲ませた若い男って何者ですか？

庄司　　その男は30代ぐらいで「実際に絵を描いているところを見たいから家に上がらせて欲しい」と言われたんです。おそらくあれが俺をハメようとした人間かもしれない。俺の家に覚醒剤を仕込みに来たか、もしくは俺の体に覚醒剤を入れるためだったのか。

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林泰子氏（撮影：編集部）

林泰子氏　　この1年間で、ある程度の枚数の絵の注文があったけれど「実際に描いているところが見たい」という人は誰もいなかったから、怪しいとは感じます。

庄司　　丁寧に頼まれたから断るわけにはいかず、その男を家に上げたんです。俺が絵を書いてる最中、「格闘技されているんですね？道具を見ていいですか？」といっていたので、その男がヌンチャクをいじった可能性もある。

　そして、描き上げた絵を額縁に入れて渡し、その男からお金を受け取りました。そしたら、男が「暑いですね。冷たいお茶を買ってきたのでどうぞ」とお茶をすすめて来たんです。俺は「ありがとう」って飲んだのですが、そこに覚醒剤が入っていた可能性がある。

※ 2016年11月、覚醒剤取締法違反容疑で2回目の逮捕となった歌手ASKAが当初提出した尿からは、覚醒剤分成分が検出されたとのことだった。しかし、ASKAは一貫して容疑を否認。さらに提出したのは尿ではなく、お茶だと主張。結局、本人の尿であるともお茶とも立証できなかったため、嫌疑不十分で不起訴となり、12月19日に釈放された。

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