漫画の“原作レイプ”続出で…名作邦画のリメイクブーム到来?「ぼくらの七日間戦争」「おくりびと」など!

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 毎年、何百という数の邦画作品が公開されているが、その中には漫画作品を原作にしている実写映画も多い。だが、中には原作の世界観をぶち壊すかのような作品も多く、ファンからは“原作レイプ”とも揶揄されることがあり、漫画の実写化には賛否が伴う。

 そのような中、最近の映画やドラマの世界では、次なる一手を見据えて動くスタッフが多数いるという。

「以前から漫画ベースの映画は多いのですが、さすがにどこの映画会社も乱発しすぎており、さらに世界観の作り込みの甘さなどから世論の反感もかっています。さらに、あらゆる漫画を実写化してきたために、もはや映像化できる漫画原作がほとんど見つからない状態にあるんです。そのため、今は実写邦画のリメイクに目をつけるプロデューサーが増えています」(映画会社プロデューサー)

 リメイクとは文字通り「作り直し」だが、どういうことか。

「たとえば、『男はつらいよ』など誰もが知るメジャー映画のリメイクなど、過去に大ヒットを記録した邦画を現代版として蘇らせることを多くの映画関係者が模索しているんです」(同)

 あくまでも企画段階だというが、超メジャー作品のリメイクを模索しているとは少々驚きだ。

 ほかには、どのようなタイトルがあるのか。

「名作として知られている『眠らない街~新宿鮫~』『月とキャベツ』『ぼくらの七日間戦争』『おくりびと』などはリメイク企画を考えているプロデューサーがたくさんいます。ゴーサインが出るかどうかは別ですが、脚本もそのまま使おうとしているので制作がラクですし、準備費用も抑えられます」(同)

 近年でいえば『戦国自衛隊』シリーズなどのようにリメイクによって好評を得ている作品もある。しかし、これらはあくまでも内容を変更して制作しており、オリジナルの扱いともいえる。そのため、過去にヒットしたからといって脚本をそのまま使用したリメイクで勝算はあるのか。

「物語は同じですがキャストは今どきの人気若手俳優などに置き換える予定です。大ヒットするかどうかはわかりませんが、そこそこのヒットは見込めるでしょう。ですから、これからはリメイク作品が続々と生まれるはずです」(同)

 どうやら漫画から過去の名作に視点を変えただけで、相変わらずオリジナルの企画を練り上げようという気概のあるプロデューサーは少ないようだ。また、キャストが新鮮ならばヒットすると考えている時点で、やはり日本の映画業界は危機的状況といえるだろう。漫画レイプの次は過去の名作レイプが始まるようである。
(文=吉沢ひかる)

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