UQのCMはなぜ賛否両論を呼ぶのだろうか
深田恭子、多部未華子、永野芽郁…「イラッとする」との声も! UQのCMはなぜ賛否両論を呼ぶのか?

女優の深田恭子、多部未華子、永野芽郁が三姉妹に扮して出演している「UQ mobile / UQ WiMAX」のCMに対して、ネットでは「3人がかわいい」「髪色がいい」「深田恭子のふくらはぎに目がいってしまう」といった声が上がっている。
だがその一方、「UQのCMがかなり生理的にダメ」「何言っているのかわからない」「意味不明」「鳥肌立つ。気持ち悪い」「センスが毎度、私には合わない」という声も集まっており、なかには「イラっとする」という意見も見られる。
なぜ「イラっと」するのだろうか。
映画やテレビ、演劇やインターネット、そして音楽。世の中にはさまざまなコンテンツが並立しているが、なかでもCMは特殊な立ち位置にある。短時間でインパクトを視聴者に残し商品をアピールする。認知させ、興味、関心を喚起させるのがCMの存在意義である。
「UQ」のCMはインパクトが強いため、ついつい目に留まってしまう。三姉妹の衣装。パパ役の青いムック「ブルームク」。ママ役の桃色ガチャピン「ピンクガチャ」。シックで落ち着いた色合いをベースにしながらも原色を散りばめているため、とても印象に残るものとなっている。
今年公開された同社のCMは4本。「ゴールデンボンバーを紹介したい三姉妹篇」では、三姉妹がスマホの乗り換えを検討していたゴールデンボンバーのメンバーを「UQ」に紹介すると宣言。長女・深田は鬼龍院翔、次女・多部は歌広場淳、三女・永野は喜矢武豊、と順調に話が進んでいくが、樽美酒研二は自分を紹介してくれる相手がいないことに気づく。そんな樽美酒にパパが優しく助け舟を出し、樽美酒はパパをお姫様抱っこして感謝を表現する。
「先生篇」では武田鉄矢が登場。往年のTBSドラマ「3年B組金八先生」を彷彿とさせる衣装の武田ミニサイズの先生に扮し、学割について三姉妹に説明。私語を話す3姉妹に武田が「コラコラ、授業中だよ」と注意すると、「CM中よ」と返されてしまう。
「No.1な一家篇」では三姉妹がジャズバンドを結成。長女がマイクパフォーマンスの練習をする。「みなさん、私たちをNo.1に選んでくれてありがとう。ナンバーワンという響きが好き」と語ると、テロップで「UQ」が総合満足度ナンバーワンであることが説明される。
「友近家篇」では、まるごとお笑いタレント・友近の顔をしている一家とブルームク・ピンクガチャ両親を含めた三姉妹が向かい合う。三姉妹が「なぜこんなに似ているのか」疑問を抱くと、友近父は「家族まるごとUQにしたんです」と語り、「UQ」の家族割の紹介が始まる。
三姉妹はまばゆいばかりの衣装をまとっているので、若い女性の憧れの対象になるのだろう。しかし、「No.1な一家篇」に代表されるように、三姉妹は自分が美人であることを理解していて、常に上から目線でモノを見ている。だからだろうか、見ようによってはゴールデンボンバー、武田鉄矢、友近一家を小馬鹿にしているようにも思える。要はターゲット以外の性別、世代を蚊帳の外に追いやっているのだ。
昨今の日本では、ヘイトスピーチやLGBTへの差別問題が表面化されている。この問題に対処するには、おのおのが“分け隔て”の壁を撤廃し、寛容さを持つことが肝要かと思う。
「UQ」のCMにはある種の“分け隔て”が存在しており、それにイラっとする人もいるだろう。しかし、世の中で起きている戦争は余すことなく怒りや摩擦が発端となっている。蚊帳の外に追いやられて怒りを感じたとしても、ある程度寛容に見ることが必要なのではないだろうか。
(文=加藤宏和)
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