【衝撃】“脳だけで生きる豚”の実験成功、人間にも適応へ! 「水槽の脳」から意識のサインらしきものも確認される!

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0427brainex-3.jpg画像は「Daily Mail」より引用

■BrainExの「使い道」

 気になるのは、これで脳の保存や移植が可能になるのかということである。米ブロード研究所の精神医学部門のスティーブン・ハイマン氏は「MIT Technology Review」に対し、細胞が生きているならそれは生きた臓器と見なせると話す一方、移植のために心臓や腎臓を保存するのとは違うと語る。ハイマン氏によれば、脳の移植はまだまだ不可能だということである。

 では、この技術は何の役に立つだろうか? セスタン氏は医師から医薬品の実験に使えないかと相談されたことを認めている。この技術で保存した脳を、例えばアルツハイマーのような脳の病気の治療薬の開発に使えないかということだ。

 生物学に詳しい理学博士X氏に解説を求めたところ、細胞工学の発展により、近年では「オルガノイド」という本物に近い機能や構造を持つ、立体的な実験用臓器を作れるようになっているそうだ。脳もまた例外でなく、培養皿の中で脳の主要部分を育てる「脳オルガノイド」は世界中で研究の対象となり、脳の謎を解き明かす鍵として注目されているという。だがもし、薬の試験に実験動物でも脳オルガノイドでもなく、人間の生きた脳が使えたら? 「実物を実験に使えるとなれば、それに越したことはないでしょう」とX氏は話す。

 無論、このような実験には様々な倫理的問題がつきまとう。目も耳もなく何の刺激も与えられない「水槽の脳」にそもそも意識が生じるのか? その脳に保存されているはずの記憶や人格、そして法的な権利はどう扱われるべきか? BrainExに限らず、最近の脳科学の発展が投げかける問いについて、セスタン氏を含む17人の科学者は連名で有名科学誌「Nature」に声明を発表し、早急な議論の必要性を訴えている。

 水槽の脳は夢を見るか? いずれこの疑問にも答えが出るのだろう。とりあえず、近いうちに発表されるだろうセスタン氏の論文を楽しみにしたい。

(編集部)

参考:「MIT Technology Review」「Daily Mail」ほか

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コメント

2:匿名 2018年4月27日 19:03 | 返信

Oh~脳。

1:匿名 2018年4月27日 18:17 | 返信

豚の脳の記事タイトル。仮にもライターさんなら「適用」と「適応」の使い分けくらい、しっかりやってくれないとな。あの場合は「適用」でしょうが。

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