奇習! 魚市場に出入りする謎の“抱かれ女” ― 肉体を売ってまで我が子を養ったシングルマザーたちの悲哀=九州北部

【日本奇習紀行シリーズ】 九州北部

奇習! 魚市場に出入りする謎の抱かれ女 ― 肉体を売ってまで我が子を養ったシングルマザーたちの悲哀=九州北部の画像1画像は「Thinkstock」より引用

 現在でもそうだが、古くから市場に出入りする業者というのは、予め「業者」として認識されている者に限られていた。しかし、今を遡ること半世紀ほど前までは、“とある方法”を使って、一般人でありながらも、市場のセリに参加していた者たちがいたのだという。


「なに言ってるの。さすがにそんなこと、今の時代じゃ考えられないよ。まあ、私らが若い頃まではね、たしかにそういうこともあったけれどもさ」


 その若き日に目にしていたという、魚市場の“不文律”についてそう証言するのは、九州北部のとある漁港を拠点に、長らく近海漁業で生計を立てていたという中丸長介さん(仮名・80)。中丸さんの話によると、彼が出入りしていたというその漁港と、隣接していた魚市場では、本来許可されていた業者とは別に、しばしば“謎の女性”たちが出入りしていたという。


「……まあ、平たく言うと、戦争で旦那を失ったりした後家さんたちがほとんどなんだけれどもね。昔はね、このあたりじゃ、そういう奥さん連中がさ、魚市場で仕入れた魚なんかを仕入れて、行商に行ってたわけ。けれども、仲買よりも下のところでしか普通は買えないもんだから、どうしても割高になっちゃう。売れ残りなんかを考えるとね、それこそ儲けは雀の涙ほどだったと思うよ。だからああいう裏の取引が生まれたっていうわけ」

プレスリリース入稿はこちら サイゾーパブリシティ