幼児期に外国語を教えると○○になる! 筆者の息子も大変なことに… 早期英語教育の致命的デメリットが判明(最新研究)

幼児期に外国語を教えると○○になる! 筆者の息子も大変なことに… 早期英語教育の致命的デメリットが判明(最新研究)の画像1イメージ画像:「Photo AC」より

 ロンドン大学の研究者たちは、子どもに対して5歳前から外国語教育を始めることにより、吃音(きつおん)障害が発生する確率が高くなることを発見した。それが本当ならば、幼稚園児が塾などで外国語を学ぶことは致命的なデメリットとなる。実は、筆者はタイ人の妻との間に男女2人の子どもがいるが、息子は2歳頃に吃音が始まった。どうも日本語よりも先にタイ語を覚えてしまったことに原因があるようなのだ。そこで、筆者の子どもの実体験とともにこの問題を考えていきたい。


■早期のバイリンガル教育で失われるものとは?

 今回の研究では、ロンドンに住む317人の吃音障害がある子どもたちを調査対象としているが、なんと全員が4~5歳の時期に吃音が始まっていた。そのうち69人(21.8%)は、家庭では英語以外を話すバイリンガルだった。また、38人は英語が話せない親からの学習を強いられており、うち15人は5歳までに親の母国語(英語以外)しか話せなかった。つまり、5歳未満の幼児が外国語を学習して「バイリンガル」になることによって、吃音障害が始まる可能性が高いということになる。ただし、この研究は吃音障害となる原因までは明らかにしていない。

幼児期に外国語を教えると○○になる! 筆者の息子も大変なことに… 早期英語教育の致命的デメリットが判明(最新研究)の画像2画像は『日本人の脳』(大修館書店)

 1978年に出版された『日本人の脳』(大修館書店)の著者である東京医科歯科大学名誉教授・角田忠信氏は、日本人の大脳左右半球の働きが外国人とは異なることを発見し、当時大きな話題となった。角田氏の研究によると、外国人は虫の鳴き声などの自然音を「雑音」として大脳右半球で処理するが、日本人は本来、言語処理を司る左半球で虫の音を捉える。そのため、外で鳴く虫の音に“風流”を感じ、ひいては日本人が独特の文化を創り出すことにつながったという。

 角田説では、このような左右半球の機能上の違いについて「5歳頃までに決まる」としていることからも、やはり5歳頃は言語学習など脳機能の成長にとって大変重要な時期であるようだ。幼少期からバイリンガルにさせることによって、こうした「日本人的感性」を一生涯持てなくなってしまうかもしれないのだ。

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