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イメージ画像:「Thinkstock」より

 スポーツの世界でドーピングが禁止されている一番の理由は、ドーピングによる死者が出るからだ。記録に残るドーピングによる最古の死者も、オリンピックでの最初の死者も、どちらも自転車競技で起きている。いくらルールで禁止されていても、選手に「競技でいい成績を残したい」という欲望がある限りドーピングはなくならない。短期的な増強効果が結果的に引退を早め、命を縮めることがわかっていても「勝ちたい」と考える人は世の中にはいくらでもいる。だから、ルールで禁止されていない世界ではなおさらドーピングが流行する。その意味で一番大手をふってドーピングが蔓延しているのは、実はビジネスの世界かもしれない。競争が厳しく、勝ち残った者が手にする対価が大きいアメリカのビジネスの世界では、90年代あたりから脳のドーピングがブームになってきた。


■抗うつ剤で脳をドーピング!?

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プロザック 画像は「Wikimedia Commons」より引用

 最初に流行したのは「プロザック」だ。1988年の発売当時は「奇跡の薬」ともてはやされた。「この薬を飲むと仕事で落ち込むことがなくなる」「気分が安定して気持ちが楽になる」「意欲も向上する」などの理由から、戦闘的で激しいアメリカ企業の職場で幹部社員を目指す30代の間で大流行した。

 プロザックの正体は抗うつ剤である。ただ、それまでの抗うつ剤と違い、副作用が少ない。ゆっくりと効くため急な精神変化もなく、依存性も少ないという点がメーカーのアピールポイントだった。ストレスがたまる職場でも、プロザックを服用していると、超人的に精神が安定した信頼性が高い人物になりきることが簡単にできる。ヒステリックに怒鳴りちらし、理不尽な要求をする上司の攻撃を、落ち着いた対応でいなす。そんな振る舞いを見せることができるようになるから、職場の中ではプロザックを飲んでいる人の評価が上がっていく。この現象をビジネスの世界では「プロザック症候群」と呼んでいた。

 とはいえ、プロザックを過剰に服用していくと脳内のセロトニン濃度が高くなり、セロトニン症候群という自律神経や筋肉に悪影響を及ぼす副作用は免れない。プロザックはあくまで抗うつ剤であって、決して奇跡の薬などではないのだ。

コメント

1:匿名2018年8月13日 16:09 | 返信

は?wスマドラ飲めよw文からアホさがにじみですぎ。

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