【歴史的朗報】ついに風邪の特効薬「IMP-1088」が開発される!? くるぞノーベル賞… 風邪以外にも効果アリ、今後の実験に注目!

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■待望の特効薬? IMP-1088とは

 今月14日に学術誌「Nature Chemistry」に掲載された論文によれば、IMP-1088は人間の細胞内にあるN-ミリストイルトランスフェラーゼ(NMT)というタンパク質に作用し、ウイルスの増殖を防ぐ働きをもつ。

0516imp1088-2.jpg画像は「Nature Chemistry」より引用

 人間の体内に入り込んだ風邪ウイルスはNMTを「ハイジャック」し、自らを複製するのに利用する。だが、IMP-1088の作用によってNMTとウイルスの結合が阻害されるため、ウイルスの増殖は防がれるという。ターゲットが人間側のタンパク質なので、耐性ウイルスが出現する恐れもない。

 さらに興味深いことに、風邪ウイルスだけでなくマラリア原虫など様々な病原体もNMTをハイジャックすることが知られている。つまり、IMP-1088は風邪以外の感染症にも効果を発揮する可能性があるのだ。

 この研究を率いるインペリアル・カレッジ・ロンドン化学部のエド・テート氏は、プレスリリースの中で、風邪には重篤な合併症を引き起こす可能性があることに触れ、IMP-1088のような薬を感染初期に使うことは非常に有益であると指摘している。そして、肺にすばやく届く吸引薬を開発中だとも明かした。

0516imp1088-3.jpg画像は「Science Alert」より引用

 こうなると気になるのは一般への発売であるが、残念ながらそれはまだ先のようだ。科学メディア「Science Alert」によれば、IMP-1088はまだヒト細胞での実験のみが行われただけで、動物での毒性試験も行われていないという。風邪の特効薬を手にしたと喜ぶのは、まだまだ時期尚早ということだ。

 開発できたらノーベル賞ものとさえいわれる風邪の特効薬。今回の化合物が本物ならば、世界中の多くの人々を救う、まさに世紀の発見となるであろう。

(編集部)

参考:「BBC」「Science Alert」「Imperial College London」「Nature Chemistry」ほか

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