【閲覧注意】日本初・無修正カラー死体写真集出版へ!「過激表現、社会に問う挑戦」死体写真家・釣崎清隆対談インタビュー

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■ポルノビデオ業界から死体写真家に転身

61HcdmyqBRL._AC_US160_.jpg『TOO NEGATIVE』(吐夢書房)

 その直後の1994年に釣崎清隆氏は《死体写真家》として雑誌『TOO NEGATIVE』(吐夢書房)でデビュー。きっかけは、同誌の編集長であった小林小太郎氏の依頼によるものだった。

「小林さんとはシネマジックの社員時代から付き合いがあったんですが、彼に“死体写真を撮ってきてほしい”って言われたのが僕の死体写真家デビューのきっかけです。“あんた暇なら行ってみて、タイに”っていう程度の軽いものでしたが、その時は会社を辞めたばかりだったので“おもしろそうだな”と思って。僕もそのくらいのスタンスで行ったんですが、死体との関わりが“一生の付き合いになる”と思ったのは始めてすぐでした」

――それはなぜですか?

「“撮れたな”って思ったからです。いや、“撮れるな”って《自信》からですかね。特に手応えがあったのは、一番最初の写真『タイのオカマ』という名前で有名な写真です」(※最終ページに掲載)

『タイのオカマ』とは、自らを買った客とのトラブルにより、ホテルの1室で首をナイフで切られ、バスタブに突っ込まれ、放置されていた男娼の死体写真である。

「9月の雨期のじっとりと湿っぽい時でね。肥大した睾丸に、まずやられましたね。これを見て、“やれる”という確信は持ちました。撮影現場では、死体に近づいていくプロセスというものがあるんですが、なんとなくその勘も初めからよかったですしね」

170A8920.jpg釣崎清隆

――それまで勤めていたシネマジックはSM作品を中心としたアダルトビデオのメーカーですが、ポルノビデオ業界から死体写真家に転身して、戸惑いはありましたか?

「元々、シネマジックは“ドラマ”が多くて、劇映画っぽい作品が社風でした。僕も学生当時からそんな綺麗綺麗したファンタジー、お耽美感のある世界観が好きで所属していたんですが、そこでやっていくうちに、“現実はもっとファンタスティックだ”と思うようになって、“たかが男一匹の想像力なんか糞だ”と気づいたんですね。それでエキセントリックな場に、好き好んで行くようになったと思うんです」

 釣崎氏はデビュー直後の1年間でタイ、コロンビア、ロシアを周り、1996年4月に私家版の写真集『HARDCORE WORKS』を出版。少部数、高額の商品ながら、すぐさま完売となった。

108488928.jpg『HARDCORE WORKS』

「やっぱり、普通の場所には普通の死体しかありません。エキセントリックな場所にはエキセントリックな死体がある。そのためにエキセントリックな場所に行かざるをえなかった。最近、僕がタイに行かなくなったのは、そこがおもしろくないからで、昨年メキシコに行ったのは、いまだに中南米はおもしろいという理由からです」

 さらに、釣崎氏が“世界唯一の”死体写真家であるという理由に、《報道写真》ではなく、自らの《芸術写真》として演出しているところが挙げられる。

「はい、それはシネマジック時代からの影響もあるでしょうね。僕は、ご遺体に対してシャッターを切る時に、“魔法”をかけたつもりでいるんですよ。《マジック・リアリズム》ですね」


■新作『THE DEAD』に懸ける思いとは?

 そんな釣崎氏の作品が芸術作品として認知されたのは、1995年に創刊された雑誌『BURST』(コアマガジン)の存在が大きかったという。

tsurisaki0528.jpg

「最初に掲載してくれた『TOO NEGATIVE』をはじめ、『スーパー写真塾』(コアマガジン)『S&Mスナイパー』(ミリオン出版/ワイレア出版/大洋図書)、たくさんのエロ本に載せてもらいました。まぁ、ありがたいことなんですが、僕の写真を載せてくれるのは、どんなに頑張ってもエロ本だけだったんですね(笑)。でも、カルチャー誌である『BURST』が僕に連載させてくれたことで、それまではエロ本のコンテンツの中のひとつであった《死体》が、そこから抜け出て地上に浮かび上がった部分はありましたね」

 しかし、それからも、釣崎氏の作品が国内で写真集として出版されることはなかった。2006年にフランスで2冊同時発売された『REVELATIONS』『REQUIEM DE LA RUE MORGUE』(共にIMHO DWW)、そして2012年にイギリスで出版された『DEATH:PHOTOGRAPHY 1994-2011』(CREATION BOOKS)等、釣崎氏の写真集が海外で出版されることはあったが、祖国である日本で出版されることはなかった

 そしてそれこそが、《日本で死体写真集が発売されたことはない》という言葉の意味である。今回東京キララ社から7月末の発売を予定している釣崎氏の写真集『THE DEAD』は、報道写真という《大義名分》、そして過激になりすぎないようにというモノクロームの《忖度》から抜け出した、日本で初めての、純然たる《死体写真表現》となるのだ。

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    コメント

    3:匿名 2018年5月29日 18:04 | 返信

    これ以上のものが、動画だったりでネットで見られる時代だからなぁ…。
    余り意味が無い気がする。

    2:匿名 2018年5月29日 17:40 | 返信

    自動車教習所でバンバン見せるべきだと思う

    1:匿名 2018年5月29日 16:29 | 返信

    ポッカキットで普通に見れるけど

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