聴くだけで病気が治るMP3は本当か!? 「波動」のデジタル化でエボラも治癒… 医師のブッ飛び主張が物議

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0529eRemedy-3.jpgeRemediesの概要。画像は「MD in Your Hand」より引用

 グレイ氏はアメリカ食品医薬品局(FDA)の認可を得たレメディから「eRemedies」を作ったと主張するが、「eRemedies」自体はFDAの認可を得ておらず、十分な研究や安全性のチェックも行われていない。当然のことながら、カリフォルニア州医事当局は「eRemedies」を問題視し、今月になってグレイ氏を重大な過失と職業上の規則に反した行動により告発した。

 当局の判断次第では「eRemedies」の販売中止だけでなく、グレイ氏の医師免許も取り消しになる可能性がある。今回の事態に対してはホメオパシー業界からも非難の声が上がっており、グレイ氏は孤立無援の状態に陥っているとみられる。

0529eRemedy-4.jpg画像は「Neesweek」より引用

 ホメオパシーは日本でも一部に人気があるが、欧米ではこの4月に“狂犬病にかかった犬の唾液”から作ったレメディが子どもの暴力行為の治療に使われたことが発覚し、大きな議論に発展したばかりだ(詳しくはこちらの記事)。今回問題になっているのは、そもそも科学的根拠のないホメオパシーに、さらに「波動」の“デジタル化”というブッ飛んだ発想を重ねた代物ではあるが、何も知らない子どもたちが飲まされなくて済む分、狂犬病レメディよりはマシなのかもしれない。

 だが、正式な免許を持つ医師が根拠もなく効能をうたい、その上エボラのような危険な感染症の治療にまで用いられているとしたら話は別だ。感染者をまともな医療から遠ざけ、感染の拡大につながる可能性も高い。代替医療を受けるのは自己責任の範疇であるが、そのせいで周囲に迷惑をかけてはいけないし、ましてや医師が勧めるべきではないだろう。
(編集部)


参考:「Newsweek」、「Science Alert」、「MD in Your Hand」、ほか

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コメント

1:匿名 2018年6月1日 10:57 | 返信

嘘だとすれば怖いし、真実でも怖いよねこれ。
音声によって病気が治るとしても、その他の場所にとんでもない悪影響が及んでいる場合もあるってことでしょ…

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