ピラミッドは“塩の結晶”の形だった!? 偶然とは思えない形状の一致… ピラミッド状の天然塩「トレミー」の謎

 あなたはピラミッド型になった塩の結晶「トレミー」を見たことがあるだろうか? 古代エジプトのピラミッドのような四角錐形もあれば、古代マヤ文明の台形ピラミッドにそっくりな形もある。しかも、それらは自然の造形として現れるのだ。もしかすると、古代遺跡の形状はトレミーと何らかの関係があるのではないだろうか!? じっくり検討してみたい。

ピラミッドは塩の結晶の形だった!? 偶然とは思えない形状の一致… ピラミッド状の天然塩「トレミー」の謎の画像1テオティワカンのピラミッド(メキシコ) 「Thinkstock」より

■塩の形状がピラミッドになる謎

 塩の精製にはさまざまな方法があるが、世界でもっとも多く生産されている塩は「岩塩」で、全体の約6割を占めている。他には、海水を塩田に導いて日光と風で蒸発させる「天日塩」もある。塩が結晶するのは、物質を構成している原子・分子・イオンが規則正しく並ぼうとする性質によるもので、その形は基本的に正六面体(サイコロ型)だが、環境や条件の違いによってさまざまな形を形成する。そのひとつこそ、トレミーと呼ばれる中空の四角錐(ピラミッド型)なのだ。

ピラミッドは塩の結晶の形だった!? 偶然とは思えない形状の一致… ピラミッド状の天然塩「トレミー」の謎の画像2塩の山(ウユニ塩湖) 画像は「Wikipedia」より引用

 トレミーは南米ボリビアのウユニ塩原やインドネシア・バリ島、さらにキプロス共和国やオーストラリアなどで天然に産出される塩に見られるが、決して容易に作り出されるものではない。たとえば、バリ島で海水から作られる天日塩の場合、ピラミッド型になる確率は100万分の1といわれている。ちなみに、水面にできるトレミーは、ピラミッド型の先端部分が上ではなく下である。自重で少しずつ沈みながら小さくなっていき、結果的に逆ピラミッド型が形成されるのだ。なお、ネットでは人工的に作り出されたトレミーが安価な値段で販売されているが、食べてみるとサクサクッと軽い食感だという。

 では、前述の国々で産出されるトレミー塩を順に紹介しよう。

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