科学誌ネイチャーが占いの“ガチ論文”を掲載! 分子生物学者には本当に牡羊座が多いのか… 独自検証で衝撃結果に!

■論文は正しいのか? 筆者が独自検証!

 論文掲載の是非はともかく、果たしてウィンザー氏のような主張は、本当に科学的法則として成り立つものなのだろうか? 疑問を抱いた筆者は、実際に分子生物学者の出生データを集めて、独自検証を試みた。幸いにも、ソフトウエア開発歴25年の経験からデータの解析は得意分野だ。そこで、Wikipedia(日本語版)の「Category:日本の分子生物学者」に掲載されている数十名の著名分子生物学者のリストから、生年月日が明らかになっている人物を抽出した。まず、生まれ月別に集計したデータが、下記の通りとなる。

科学誌ネイチャーが占いのガチ論文を掲載! 分子生物学者には本当に牡羊座が多いのか… 独自検証で衝撃結果に!の画像3画像提供:百瀬直也

 上記のように、合計49人中、7月と9月が最多の6人で、5月生まれが最少の1人という結果となった。表の備考欄にも書いているが、7~9月は日本で統計的に出産が多い期間であり、それに対応した結果といえるかもしれない。

 次に、49人の出生星座を求めたところ、下記の通りとなった。これを見ると、最多はてんびん座の7人となり、最少はふたご座とうお座がタイで2人となった。肝心のおひつじ座は5人で、平均の4.08人よりも若干高いだけという結果となった。

科学誌ネイチャーが占いのガチ論文を掲載! 分子生物学者には本当に牡羊座が多いのか… 独自検証で衝撃結果に!の画像4画像提供:百瀬直也

 次に世界の分子生物学者を対象にして、同様の調査を行うことにした。ここでは61人の出生データを集めることができ、まず出生月ごとにまとめたのが下記の表だ。

科学誌ネイチャーが占いのガチ論文を掲載! 分子生物学者には本当に牡羊座が多いのか… 独自検証で衝撃結果に!の画像5画像提供:百瀬直也

 このように、最多は6月の12人となり、最少は8月と1月の2人となった。世界の月別出生データというものが見つけられなかったが、米国の一般人の統計を見ると、逆に8月が多く、2月は少ない傾向がある。次に、星座別の集計を行うと以下のようになる。

科学誌ネイチャーが占いのガチ論文を掲載! 分子生物学者には本当に牡羊座が多いのか… 独自検証で衝撃結果に!の画像6画像提供:百瀬直也

 この結果を見ると、肝心のおひつじ座生まれは期待値(確率的見地から算定した平均値)が5.08人のところ4人と、若干少なめ。最多はてんびん座の11人で、最少はみずがめ座の1人となった。このように、ウィンザー氏の論文の「分子生物学者は他のどの星座よりもおひつじ座で多く生まれているようだ」という主張は、筆者の調査ではまったく異なる結果となった。

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