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画像は、「LiveLeak」より

 米・ニューヨーク州北西部エリー郡の都市バッファローで先月25日、地元警察のレスキュー隊がナイアガラ川から男性2人の遺体を引き揚げた。死亡したのは、黒人男性マリオ・ガスリーさん(29)と白人男性のスコット・ベイダーさん(46)。そして今、2人が溺れて水中に沈んでいく様子を映した動画が、海外の動画共有サイト「LiveLeak」などに公開されて話題となっている。

 ガスリーさんは川に入り、浮いている流木の近くまで泳いでいった。しかし、彼が流木を掴み満足そうな表情を見せた次の瞬間、溺れ始めたではないか! 腕から流木がするりと抜け、水をバシャバシャ掻くことしかできない。そんな彼を助けようと、泳いで向かったベイダーさん。しかし、ガスリーさんがベイダーさんの体に必死でしがみついたため、ベイダーさんも一緒に溺れてしまった。周囲の見物人は2人を助けようと棒を差し出すが、2人ともそれを掴むことができず、みるみる川の底へと沈んでしまった――。

 そもそもガスリーさんは、なぜ流木を手に入れようとしたのか? 目撃者の証言によると、ガスリーさんは家具を作る材料として流木を集めていたという。だからといって、ナイアガラ川に飛び込むのは危険すぎる。事故の一部始終を目撃したクリスティーナ・ウィリアムズさんは次のように語る。

「彼(ベイダーさん)は川に飛び込みましたが、上手く泳げるようには見えませんでした。2人が岩のように沈むまで数秒しかかかりませんでしたよ。もう、私たちができることは何もありませんでした。母は私に『(2人を助けようと)飛び込んではいけない』と叫んでいました。もし私が彼らのもとへ泳いでいったら、私も彼らと一緒に沈んだことでしょう」

 事故が起きてから数分後にレスキュー隊が駆けつけたが、手遅れだった。レスキュー隊は、1時間以上かけて2人の遺体を引き上げたのだった。

「(ナイアガラ川には)さまざまな水流があります。特に渦を巻いた水流に人が飛び込むと、その人は沈みそうになるだけでなく、堤防に引き寄せられ、外側へと流されていきます。どんな状況下でも安全ではないのです」

 そう語る警察署長のジェフ・リナルドさんは、誰かが溺れたからといって自分も飛び込むのではなく、溺れた人が掴める棒を探すか、周囲に助けを求めるなどすべきだと強調する。

 流れの速い水の中で溺れている人は、助けに来た人に本能的にしがみつく。だから、2人とも溺れ、結果的に助かる可能性は低くなってしまうのだ。日本でも海や川でのレジャーシーズンを迎えたが、今回の事故から得られる教訓は、溺れている人を見てもうかつに飛び込んではいけないということだろう。
(文=標葉実則)

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コメント

2:匿名2018年7月 5日 00:50 | 返信

溺れてる人を助ける時は絶対正面から行ったらダメだって常識なのにね
あと沈むぐらいまで弱った時に助けに行くって言う事もね

1:匿名2018年7月 4日 15:29 | 返信

安易に川に飛び込んではいけない。目の前で人が沈んでいくもどかしさ…黒人男性は自業自得とはいえ、白人男性はまさか死ぬとは思わなかったでしょう。合掌

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