奇習! 息子の新妻と無理やりSEX、“検分”と称して妊娠させるオッサンたち…! 九州北部に実在した「花嫁の味見」の伝統

【日本奇習紀行シリーズ】 九州北部

奇習! 息子の新妻と無理やりSEX、検分と称して妊娠させるオッサンたち…! 九州北部に実在した「花嫁の味見」の伝統の画像1画像は「Thinkstock」より引用

 たとえ、普段はその心の奥底に秘めていたとしても、いつの時代も男たちの欲望というのは、実に“えげつない”もので、そうした“えげつない想い”というのは、時として、理不尽極まりない悪習を生み出すものだ。


「なにせ、このあたりじゃ、よそから嫁いできた息子の嫁を“味見”する習慣があるもんだからね。そのせいで、ひと頃は嫁の来手がなかったぐらいだよ(苦笑)。」


 その昔、九州北部のとある地域に存在していたという、“花嫁の味見”に関する奇妙な風習についてそう語るのは、当地で生まれ育ち、その後、関東地方に移住して今に至るという、大友義道さん(仮名・80)。大友さんの話によると、少なくとも今を遡ること約半世紀前の1960年代半ばまでは、当地において、新郎の父による“新婦の味見”が、当たり前のように行われていたのだという。


「昔はね、“自分のかわいい息子の相手に不具合があったら困る”だなんて嘯いてさ、このあたりじゃ、嫁いできたばかりの息子の嫁をね、夜な夜なフラリと訪ねてね、あれやこれやとやっていいことになっていてさ。まあ、自分のカミさんよりもはるかに若い歳のさ、ウブな新妻をだよ、自分の思い通りにしていいだなんていう権利がね、あったとしたならば、だ。だいたいのおっさんたちは、それを喜んでやるでしょうよ(笑)」


 大友さんによると、当地においては、結婚から1カ月の間に“限定”する形で、自身の息子たちの元に嫁いできた花嫁を、“検分”と称して、自由に犯す権利が、どの家の主人にも与えられてきたのだという。そのため、当地の男性たちの多くは、自身の結婚後、愛妻が身ごもるたびに、まだ見ぬ我が子が「自分の子供であって欲しい」と祈るような気持ちで過ごし、同時に、その行く末を案じる形で、「男の子であって欲しい」と本気で願うほどなのだそうだ。

「まあ、普通に考えれば、親子ほど歳の離れた関係ではあるけども、だよ。やっぱり男っていうのは、いつでも若い女の裸を見たいものだし、願わくば抱きたいと思う生き物なわけ(笑)。だからね、ここいらじゃ“そういう行為”がさ、“習慣”として生まれたわけだけれでもね、まあ、当の若い女たちからすりゃあ、タマったもんじゃないわな」


 実際、こうした忌まわしき行為が、「習慣」として定着しきっていたことで、当地においては、結婚後すぐにできた子供については、それこそ、「誰が父親なのかわからない状態」(大友さん)であることも、少なからず存在していたのだという。


「……うーん、そういうね、“父親が誰か?” だなんていうことはさ、この際、どうでもいいわけ。だって、息子が親だろうと、父親が親だろうと、先祖代々続いてきた血は引き継がれるんだから(苦笑)」


 いわゆる“初夜権”にまつわる逸話についても言えることだが、そもそも結婚したばかりの女性が、夫以外の男性と性交渉を行うこと自体、深刻な問題であるし、その結果、妊娠したともなれば、現代ならば離婚に直結しかねない夫婦の危機。おそらくそれは当時もさほど変わらなかったと思われるが、そうした致命的なデメリットがあっても、なぜか当地におけるこの風習は、長きに渡って続けられていたという。やはりいつの時代も、我が身を律する高邁な精神と比べ、人々が抱きがちな劣情というのは、大きな力を秘めているものなのかもしれない。

文・取材=戸叶和男

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