奇習! 悪評を隠蔽するために“握り・握らせのセックス”をする村人たち―閉鎖的な寒村に存在した隠蔽工作の実例

【日本奇習紀行シリーズ】 東北地方

「人の噂も七十五日」とは言うが、いわゆる「デジタルタトゥー」問題のように、現代社会においては、そうした「噂」が、「七十五日」どころか、下手を打つと未来永劫消えることがないという状況となりつつあるのが実情だ。しかし、こうした状況が訪れるよりも遥か昔の時代から、悪評や風評被害の大半は、実際には「七十五日」で終わることなく、もっと長い期間に渡って囁かれてしまっていたのが実情であるのだという。そのため、一度こうした噂を立てられてしまった人々は、世間全体の自浄作用に委ねず、“自分なりの方法”で解決に導いていたのだという。


「昔から“人の口に戸は立てられぬ”とはよく言ったものでさ。一度、おかしな噂が立ってしまうと、もうどうしようもないの。だからね、このあたりじゃ、それぞれの人間が、“自分で解決する”っていうしきたりみたいなのが存在していたって聞くね」


 東北地方のとある山間の地域に存在していたという、“悪評の消火活動”についてそう語るのは、当地で生まれ育ち、今なお暮らしているという、元農業・村上精一さん(仮名・81)さん。村上さんの話によると、かつてこの地域では、よからぬ噂を立てられた男女の多くが、その噂を広めている村人たちを対象に、思い思いの対策を講じ、その封じ込みを行っていたのだという。


「まあ、一部の金のある人間は、現金を握らせることで隠してきたのだけれども、普通はそこまで金を持ってはいないものだから、大抵は自分の『体』で解決するわけ。男は奥さん連中を抱くし、女は旦那衆に体を許す。そういうことを一生懸命になってやることで、噂はすぐに消えるってもんだよ」

奇習! 悪評を隠蔽するために握り・握らせのセックスをする村人たち―閉鎖的な寒村に存在した隠蔽工作の実例の画像2画像は「Thinkstock」より引用

「金を握らせる」ことで黙らせるという一部の富裕層を除き、男は“有閑マダム”相手に自分のイチモツを“握らせる”ことで、逆に女たちは血気盛んな男たちのイチモツを“握る”ことで、ある種のアドバンテージをとり、悪評や噂話の類が広まるのを防いでいたという当地の人々。現代の我々からすれば、荒唐無稽な昔話以外の何物でもないが、その実、こうした“握り、握らせ”という行為は、思いのほか、効果を発揮したようで、そうした甲斐あってか、当地の人々は表向き、「円満そのものの関係だった」(村上さん)のだという。


「まあね、誰しも自分と“そういう関係”がある人間の悪口っていうのは、そうそう言えるもんではないからね(苦笑)。そういう意味じゃ、理にかなった習慣だったんじゃないかな」


 こうした当時の習慣を振り返り、苦笑しつつそう語る村上さん。無論、こうした方法論が必ずしも正しいとは限らないし、“1対マス”となっている当世においては、効果的であるとは考えにくいが、いずれにしかり、いつの時代も、人の口に戸を立てる行為というのは、それ相応の努力を必要とする、実に難易度の高いものであるということだけは、間違いないと言えそうだ。

文・取材=戸叶和男

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