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画像は、「The Daily Mail」より

 スペインのアレバロで今月8日、片目の闘牛士として有名なフアン・ホセ・パディージャさん(45)が牛の攻撃を受けて頭部に重傷を負った。英紙「The Daily Mail」などが報じたところによると、パディージャさんは20センチもの傷を40針縫うことになったという。

 パディージャさんは過去にも2回大けがをしている。2001年にパンプローナで首を負傷し、2011年にはサラゴサで左目を失った。何度も重傷を負っているにもかかわらず、パディージャさんの情熱は衰えない。頭部の傷を治療中の身でありながら、次の試合に出場することを予定しているという。そんなパディージャさんは、スペインの闘牛界では「ヒーロー」として熱烈な支持を集めている。

 そして今、パディージャさんが頭部を負傷する一部始終を収めた映像がYouTubeなどで公開されている。

 4本の短銛(小さなもり)が背中に刺さった牛が、パディージャさんに向かって突進する。パディージャさんはそれを華麗にかわしつつ、もう一本の短銛を背中に突き刺す――が、そこでバランスを崩して転倒した。地面を這うパディージャさんを牛は見逃さない。即座に角による攻撃に打って出た。すぐに2人の闘牛士が駆けつけてパディージャさんから牛を引き離したものの、彼の頭皮は剥がれ、血まみれの頭蓋骨が露出してしまった。頭を抱えるパディージャさんは、なんとか他の闘牛士たちによって救助されたのだった。

 この後、パディージャさんは同国スティーリャ・イ・レオン州アビラ県の病院に搬送されて緊急手術を受け、現在は順調に回復している。Facebookで「このページのフォロワーの皆さんが愛情と支持を示してくださっていることに深く感謝しています」とメッセージを発信。また、その前の投稿では、「私はとても元気です。気分も優れていますし、事故後の体調も良好なので、皆さんには安心していただきたいです」とも述べた。

 スペインでは現在、闘牛の人気が低迷している。動物愛護の風潮も闘牛衰退に拍車をかけており、闘牛士たちも昔のように憧れの的ではなくなりつつある。そんな時代の流れに抗うかのように、パディージャさんは全身傷だらけになりながら戦い続ける。時代が変化しようとも、パディージャさんの生きる道は闘牛しかないのだ。
(文=標葉実則)

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