豪雨で浮き彫り?「地方の災害に東京のキー局が冷たい」は本当か、TV局スタッフが答える!

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 西日本を襲った豪雨は気象庁によって「平成30年7月豪雨」と命名された。日々のニュース番組では多くの時間を割いて取り上げているが、多くの方からは不満の声がある。特に全国ネットの番組を多数放送する東京キー局には不満の声が溢れている。

 東京で積雪が1センチあれば大々的に報じる一方、今回の件は積極的に報じていないという声もあり、東京キー局は地方に冷たいとまで言われている。こうした不満を東京のテレビ局ではどう捉えているのか。

「誤解も多いんですが、東京のテレビ局はあくまでも東京地方に電波を届ける放送局なんです。その番組をネットして放送するかどうか判断するのは各地域にあるテレビ局です。つまり、我々としては災害のない東京地方に番組を届けているだけなんです」(テレビ局編成局スタッフ)

 たしかに日本テレビやフジテレビは全国ネットの番組が多いが、あくまでも首都圏を放送エリアとして持つ東京ローカルのテレビ局ではある。

「中には、キー局が全国ネットの番組を流しているから地方局も流さざるを得ないという意見もあるようですが、ネットしているキー局の番組を打ち切って独自の災害特番を地方局で放送することは可能です。今なにを放送するかを決める『編成権』は地方のテレビ局がそれぞれ持っています。ネット契約している番組であってもいつだって打ち切ることが可能ですし、スポンサーも承諾した上で契約しているので何の問題もないんです。そのため、文句を言うのであればそれをやらない地方局に言ってほしいですね」(同)

 イメージとしてはキー局への忖度で地方局が通常番組を流しているように思えるが、実際には地方局が独自の番組を作っていないだけということのようだ。

「もちろん、すべてを地方局のせいにするつもりはありませんし、今回の災害も日本を左右する大災害ですから東京のテレビ局であってもニュースやワイドショーではたくさんの時間を割いて扱っています。そのため、地方に冷たいということはありません。また、特番の要望も多いですが、水害の場合には地上からの映像に限界があり、ヘリからの空撮がメインになります。しかし、過去の災害では被災地を飛ぶヘリに対して批判の声が多数あがっていますので、今は自粛している側面もあるんです」(同)

 阪神淡路大震災では救助活動中の現場上空をヘリが飛んで要救助者の声が聞こえないという事態もあった。このような過去から教訓も得ているようだ。

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