猫の寄生虫トキソプラズマに感染すると「起業家」になりやすい!? やはり腸内環境は精神に影響か!?

 とある寄生生物に感染している者は企業家精神旺盛!? つい最近、そんな研究が発表されて大きな話題となっている。ある種の寄生生物は、宿主の行動を自分に都合の良いように変化させるというが、我々人間の心や行動も操られているというのだろうか。英「independent」など多数メディアが報じている。

猫の寄生虫トキソプラズマに感染すると「起業家」になりやすい!?  やはり腸内環境は精神に影響か!?の画像1画像は「Science Alert」より引用

■企業家精神と感染症

 米コロラド大学などの研究者たちは今月25日、学術誌「Proceedings of The Royal Society B」にトキソプラズマ感染と若者の「企業家精神(アントレプレナーシップ)」の奇妙な関係についての論文を発表した。

 大学生やビジネスの専門家でトキソプラズマ感染の有無を調べたところ、陽性だった学生1495人が経営学などビジネス系の学部を専攻している確率は陰性の学生の1.4倍、マネジメントや企業家精神を重視している確率は1.7倍であった。さらにビジネスの専門家についても、陽性の人は陰性の人に比べ、自ら新しいビジネスを立ち上げている確率が1.8倍高かったという。また、過去25年間の国別感染率とスタートアップビジネスに関するデータでも興味深いことが判明した。感染率が高い国ではスタートアップを妨げる要因として、「失敗の恐れ」をあげる回答者の割合が少なかったというのである。

猫の寄生虫トキソプラズマに感染すると「起業家」になりやすい!?  やはり腸内環境は精神に影響か!?の画像2トキソプラズマ。画像は「Wikimedia Commons」より引用

■トキソプラズマとは?

 トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)は哺乳類や鳥類に広く感染する能力を持つ寄生性の原生生物(原虫)である。トキソプラズマ症は全世界のおよそ1/3もの人々が感染しているとされるメジャーな感染症であるが、感染しても健常者ならば軽い風邪のような症状が出るだけだが、妊婦に感染した場合は、流産や胎児に重篤な障害を引き起こす可能性があるという。

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