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――第一線の記者やライター、ジャーナリストなどが取材・執筆する“不都合な真実をえぐり出す”ネットメディア「Real News On-line!(リア・ニュー!:RNO)」より転載。


23年前、スーパーで働く女子高生ら3人が銃殺……

 間もなく発生から23年を迎える、東京都八王子市のスーパーで女子高生ら3人が拳銃で撃たれて殺害された事件で、警視庁は今月17日、犯人が履いていたとみられるスニーカーのレプリカを公開し、情報提供を呼びかけている。

被害当日の事務所側の写真(警視庁HPより)

 事件現場となったスーパーの名前から「ナンペイ事件」(現在は閉店)とも言われているこの「八王子スーパー強盗殺人事件」は、現在も犯人は捕まっておらず、未解決事件となっている。

 事件が起きたのは1995(平成7)年7月30日の日曜日。その日は、まさに昨今のような猛暑であった。現場近くにある「北の原公園」では、午後6時から午後9時6分頃まで盆踊りが開催されており、多くの人で賑わっていた。

警視庁HPより

 盆踊りが終了してからおよそ10分後の午後9時15分頃、事件は起きた。現場となったのは、JR八王子駅の北西約2キロ、JR八高線北八王子駅の西南西約750メートルに位置する、八王子市大和田町4丁目26番1号のスーパー「ナンペイ」(当時)の2階事務所。そこに拳銃を持った何者かが侵入、アルバイトをしていた女子高校生の前田寛美さん(当時16)と矢吹恵さん(当時17)、さらに従業員のパート稲垣則子さん(当時47)の3名を拳銃で殺害したのだ。

 女子高生2人は粘着テープで口を塞がれた上に互いの手を縛られており、至近距離から後頭部に1発ずつ発砲され、即死の状態であった。一方のパート従業員の女性は、身体は縛られていなかったものの、金庫の前に突き飛ばされた形跡があり、女性高生たちを殺害した後、銃殺されたとみられている。犯行後、犯人は何も奪わずに逃走。金庫を開けようとした形跡はなく、その他の貴金属類にも手をつけていないため、「強盗説」と「怨恨説」の両面が考えられているが、捜査本部は「強盗説」を重視して捜査を進めてきた。


15年という「時効の壁」を廃止させた殺人事件

 この事件をめぐっては、発生から15年後の2010年7月、公訴時効を迎える予定であった。しかし同年4月に、最高法定刑が死刑となる犯罪において、改正刑法および刑事訴訟法が施行され、公訴時効が廃止となったことから、その後も長期捜査が行われている。

 そして今月17日、警視庁は犯人が履いていたとみられるスニーカーのレプリカを公開した。現場に残されていたスニーカーの靴痕は広島県のメーカーが製造した六角形の滑り止めがある靴底と特定されているが、その後の調べで、靴底から犯人が履いていたのは2社のメーカーが製造したスニーカーのうちのいずれかだと推測されるという。

 警視庁が公開したスニーカーを挙げていく。


犯人が履いていたのは有名デパートで発売されていたスニーカー

■A社のスニーカー

A社が販売していたスニーカー(警視庁HPより)
A社が販売していたスニーカー(警視庁HPより)

 スニーカーのサイズは26センチで、黒・白・青など7色。主に丸井各店舗で平成2年から3年に販売されていた。価格は7800円で、4個の金属製のひも穴と2個のプラスチック製のひも穴があり、ミッドソール部分に2本の黒色ライン入り、かかと部分に靴のメーカー名が入っている。東京、神奈川、埼玉の丸井及びアメリカ屋靴店での販売数は、21店舗で439足(白119足、青73足、赤64足、黒63足、茶59足、緑35足、黄26足)。

■B社のスニーカー

B社が販売していたスニーカー(警視庁HPより)
B社が販売していたスニーカー(警視庁HPより)

 スニーカーのサイズは26センチで、黒と白の2色。主にPARCO(パルコ)、丸井で平成5年から6年に販売されていた。価格は1万2000円で、7個の金属製のひも穴があり、かかと部分に靴のメーカー名が入っている。

・ 都内での販売箇所 9店舗 19足(黒15足、白4足)
・ 全国での販売箇所 49店舗 94足(黒60足、白34足)

 警視庁は他にも、犯人が逃走する様子を見た可能性があるとして、閉店間際の最後に買い物をしたカップルについて情報提供を呼びかけている。


閉店間際の「最後の買い物客」は何を見ていた?

 そのカップルは事件当日、閉店間際の午後8時56分に精算して、スーパーナンペイの駐車場へ向かい、白色セダン型の車に乗車したという。男性は177センチくらい、両サイド刈り上げ風、ラフな格好。女性は髪肩までのストレート、黒っぽいワンピース風だという。

 また、警視庁によると、現場2階事務所に残っていた口紅のついた吸い殻(マイルドセブンライト)が、未だに誰が吸った物か分かっていないとして、事務所に出入りした際にタバコを吸っていた女性を知っている人、事務所内で灰皿を使ったことがある人に連絡を呼びかけている。

 事件は未解決のまま、四半世紀を迎えてしまうのだろうか……。被害者や遺族のためにも、一刻も早く犯人が捕まることを願うばかりである。
(文◎朝比奈ゆう)


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