「UFOとエイリアンの正体はタルパ(思念体)」識者が結論! “人力AR”で宇宙人が実体に… チベット仏教の奥義と関連か!?

■UFOとエイリアンはタルパなのか?

 ここでレッドファーン氏は意外な方向からUFOとエイリアンに切り込んでいる。そのキーワードは“タルパ(Tulpa、トゥルペとも)”である。

 チベット密教の奥義であると言われるタルパは、日本語では思念体と訳されることが多く、強力な思い込みの力によって、頭の中で思い描いているものを現実の世界に出現させることができるという“奥義”である。いわば人力で行なうAR(拡張現実)だ。

「UFOとエイリアンの正体はタルパ(思念体)」識者が結論! 人力ARで宇宙人が実体に… チベット仏教の奥義と関連か!?の画像4Wikipedia」の記事より

 レッドファーン氏は最近出版した“スレンダーマン”を題材にした著書『The Slenderman Mysteries』で、このアメリカの都市伝説に登場する背が異常に高く、ガリガリの痩身で長い手足を持った男であるスレンダーマンは実はタルパであると説明している。

「タルパの現象は、古代の仏教の教えに由来するチベットの言葉であり、『顕現(manifestation)』として英語に翻訳されています。この言葉はスレンダーマンを説明する上できわめて適切なものです。本質的にタルパとは人間の心が想像力の強さだけで、そして夢の状態からでも、現実にある程度の代替的な物理的存在をもたらすと主張できるプロセスです。言い換えれば信じられないことに、私たちひとりひとりが、存在しない特定の“モノ”に“生命”の息吹を吹き込むことができるのです」(ニック・レッドファーン氏)

 都市伝説であるスレンダーマンは現実には存在せず、人々の想像力が具現化したタルパであると主張するレッドファーン氏だが、これを後押しするのが魔術師であり祈祷師でもあるイアン・ヴィンセント氏の言葉だという。

「タルパはあなたが祈ったときにあなたの頭の中で思い浮かべたリンゴを視覚化したものです。それはすでにあったものです。しかし、それは当人が信じる信念の強さによって、きわめて大きな変異を遂げます」(イアン・ヴィンセント氏)

 レッドファーン氏はスレンダーマンと同じように、UFOとエイリアンもまた同時代の人々の強い思い込みが具現化したタルパである可能性を指摘している。だからこそ、そのビジュアルイメージは時代によってコロコロ変わるということなのだ。はたしてUFOとエイリアンは我々が“見たいものを見ている”現象なのだろうか。UFOファンの夢を壊しかねない提言ではあるが、あらゆる可能性の1つとしては気に留めておかなければならないのかもしれない。
(文=仲田しんじ)


参考:「Mysterious Universe」、ほか

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