奇習! 空襲警報の中、どさくさに紛れて行われた濃厚SEX ― 知られざる“戦時不倫カップル”の性事情を目撃者が語る

【日本奇習紀行シリーズ】 近畿地方

 野坂昭如原作、1988年に公開された高畑勲監督のアニメ映画『火垂るの墓』では、幼い妹と力を合わせて生きる少年・清太が、その終盤、空襲警報が鳴り響く中、家人が避難して留守となった家へと侵入し、その家財を盗むという、火事場泥棒的な行為をはたらく場面が登場しているが、当時、こうしたドサクサの中で行われていたのは、窃盗だけではなかったようだ。


「まあ、当時はね、(空襲)警報が鳴ると、みんな、一目散に防空壕へと避難したものですからね、そのドサクサの中で何をやっていたとしても、意外と見咎められないものだったんですよ」


 自身がその幼き日にしばしば目にしていたという“大人たちの行為”についてそう証言するのは、近畿地方のとある小都市で余生を送る尾澤勝さん(仮名・83)。尾澤さんの話によると、日本中の国民が戦火に怯える毎日を送っていた終戦目前の時期、連日連夜繰り返される米軍機からの空襲の中、一部の大人たちは避難することもなく、あろうことか“許されぬ行為”を行っていたのだという。


「要はね、“道ならぬ恋”とでも言うんでしょうかね、あんな時代でも、よその旦那や奥さんと、そういう関係になっている人というのが、意外と多くいましてね。折りしも、夫や大事な人が出征してしまって、寂しい毎日を送っている女の人が多かった時代です。けれども、大っぴらにそういうことをやってしまうとね、今と違って、すぐに後ろ指を差される時代ですから、ああいうドサクサに紛れて逢瀬を重ねていたというわけなんでしょう」

奇習! 空襲警報の中、どさくさに紛れて行われた濃厚SEX ― 知られざる戦時不倫カップルの性事情を目撃者が語るの画像2画像は「Thinkstock」より引用

 米軍機か襲来し、警報の中で多くの人々が逃げ惑う中で、そのドサクサに乗じる形で、不倫相手との性行為に没頭していたという一部の成人男女たち。誰しも、自分や大切な家族の命を守るのために懸命となっている最中であるため、前出の『火垂るの墓』で、子供である清太が火事場泥棒を労せず成功させていたのと同様に、いとも容易く、お互いの想いを成就させることができていたのだという。尾澤さんは続ける。


「いや、実際にはですよ、みんな大人たちはね、そういうことをやっている人らのこと、気づいていたと思うんです。けれども、それぞれが明日ともわからぬ命でしょう? だから見て見ぬふりをしていたんじゃないか? って。今思い返してみると、そういうことを黙認するような空気が、少なくともあのあたりに住む大人たちの間ではあったと感じますね」


 いわゆる「吊り橋効果」ではないが、危険な体験を共有することで、男女間の恋愛感情は高まり、より一層、その結びつきが強まるということは、多くの人々が知るところ。やはりそうした特殊なシチュエーションというものは、こと、男女の関係において、不思議な心理作用を働かせるものなのかもしれない。

文・取材=戸叶和男

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