存在しないはずのニオイ「幻臭」を感じる人々が多数存在していることが発覚! オカルトとも関連…最新嗅覚ミステリー

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 ニオイの科学的研究が進んでいる。視覚や聴覚と並ぶ五感の一つながら、あまり重視されていない嗅覚。だが近年、人間には驚くほど鋭敏な嗅覚が存在することが明らかとなり、他の五感と同じように、幻のニオイを感じている人が以外に多いことも分かってきた。

■あるはずのないニオイを感じる

 実際にはそこにあるはずがないニオイ、例えば、ゴムの焼けるニオイや生ゴミが腐ったようなニオイなどを感じたことはないだろうか。本当は存在しない「幻臭」を、40歳以上のアメリカ人の6%が体験しているという。今月16日付の科学メディア「Live Science」が報じている。

存在しないはずのニオイ「幻臭」を感じる人々が多数存在していることが発覚! オカルトとも関連…最新嗅覚ミステリーの画像1画像は「Live Science」より引用

 幻臭は心身の病気で起こる症状の一つとして以前から知られているものの、同じく人間の五感に生じる幻、幻聴や幻覚などと比べて、幻臭の研究は進んでいないという。健康な人々の間でどのくらい起きているものなのかも調査が少なく、不明な点が多かった。そこで、米国国立衛生研究所などの研究者は、2011~2014年に行われた米国国民健康栄養調査の質問の一つ、『そこに何もないのに、不快な悪臭や焼けるようなニオイを感じたことはありますか?』という項目に着目した。

 40歳以上の7300人以上の回答を分析した結果、研究者らは米国の成人のうち6.5%が幻臭を感じていると推定した。そのうち3分の2は女性で、体調に問題がある人の方が健康な人より幻臭を感じる割合が高かったそうだ。さらに興味深いことに、60歳以上の参加者では年を取るほどに幻臭を感じる割合が減っていた。調査結果は今月16日付で専門誌「JAMA Otolaryngology Head & Neck Surgery」に掲載された。

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