爆死ドカン寸前…製造された「過酸化アセトン」は化学者すら怯む超危険な物質だった!

【ヘルドクター・くられが緊急寄稿!】

kurare-ap-1.jpg画像は「Thinkstock」より引用

 8月20日、パリで起きた同時テロ事件でも使用されたとされる高い殺傷能力を持つ爆発物「過酸化アセトン」を違法に製造したなどとして、名古屋市の19歳の大学生が逮捕されました。(NHKニュース)。

 過酸化アセトンを製造・所持したかどで逮捕されましたが、その後の捜査で、さらに強い殺傷能力を持ち、国内で製造や所持が確認されたことがない「四硝酸エリスリトール」なんてものも押収されたそうです。

 大学生の逮捕といえば、その昔、学生運動が過激化していた時代を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。黒色火薬をパイプにつめて導火線をつけた手投げ弾や仕掛け爆弾といったものが、過激派によって作られ、さらにそれらを規制するため、多くの法律が作られました。

kurare-ap-2.jpgパイプ爆弾。画像は「Wikipedia」より引用

 その一つが「爆発物取締罰則」です。また火薬を使わずとも、高圧で破裂物を作って殺傷力のあるものを爆発させたりした場合、激発物破裂罪といった法律に違反することもあります。もともと過激派対策として作られた法律なので、非常に罪が重いのが特徴です。

 故に、爆弾・爆薬は作らない方が良いのです(笑)


■化学者も作りたくない物質

 さて、今回だけでなく、度々話題になるアセトンの酸化物。これは一体何なのでしょう?

 アセトンの酸化物はTATP、APなどと呼ばれます。この物質は爆薬として強力なのですが、実は軍用には一切使われていないのです。そこがこうしたハンドメイド爆発物の恐ろしいところ。例え法律が許したとしても、自分も一切手を出したくはないです。その理由を説明していきましょう。

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