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HeatWave_1.jpg
イメージ画像:「Thinkstock」より

 猛暑の夏だが、せっかくならこの暑さをどこかにためておいて寒くなったときに利用できないかと考えたとしても、もはや決してとっぴな発想ではないだろう。そして、実際にMITの研究チームは熱を貯蔵して使いたいときに放出させるコスト“0円”の夢のバッテリーを開発している。


■使いたいときに使える“熱バッテリー”を開発

 猛暑だけに冬が恋しくなるともいえるが、寒い冬場に手放せないという人も多いのが使い捨てカイロだろう。もちろん使い捨てカイロは時間がたてばその温かさは消失し、ゴミとして捨てられることになる。

 もしも熱を貯蔵して好きなときに使える物質があれば使い捨てずに済むことになり、しかも蓄える熱は太陽熱や工場の廃熱などを利用するとなれば大いに省エネに貢献できる。

 そして最先端の科学技術は熱を貯蔵する“熱バッテリー”の実現を可能にした。米・マサチューセッツ工科大学の研究チームは、熱を貯蔵して好きなタイミングで利用できる前代未聞のバッテリーを開発しているのだ。

 例えばロウソクは炎の熱で溶けて液体になり、火を消せば徐々に冷えて再び固体に戻る。この現象は相転移(phase change)と呼ばれる変化だが、ロウソクの場合は熱によって液体になり、熱が奪われることで固体に戻ることになる。そして固体に戻る過程で奪われる熱を活用できれば、ある意味ではフリーエネルギーとなるのだが、熱すぎたり短時間で固まってしまったりとコントロールが難しいだろう。せいぜい“秘密のプレイ”で活用するのが関の山かもしれない(!?)。

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Climate News」の記事より

 だがMITの研究チームは液体になることで熱を貯蔵し、紫外線と可視光線をいわば“スイッチ”にして、いつでも好きなときに熱を放出する相転移物質の開発に成功した。いわば“熱バッテリー”である。

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