若者のADHD増加はネットのせいだった!? SNS好きほど“兆候アリ”、社会はADHDだらけに… 危機的実態が判明=米調査
インターネットの使用過多が注意欠陥・多動性障害(ADHD)を誘発している、との研究結果が出た。特に、ソーシャルメディアを多用する10代の若者たちがADHDにかかる例が多く見られるという。
■疑われるSNS依存症とADHDの関係
インターネットやソーシャルメディアを世界から無くすことなど不可能だろうが、この研究結果を見ると、頻繁にインターネットに頼りがちな現代社会の様子は健康面から考えると非常にまずい事態といえる。
米カリフォルニア州では15歳と16歳の2500名を対象にアンケート調査を行い、インターネット視聴習慣について実態を探った。調査開始当時は、ADHDと診断される人はいなかった。ところが調査年数を重ねるごとに「ADHDの兆しあり」との診断結果に変化する人が増えたという。
ADHDの特徴として、注意力の散漫が挙げられる。彼らは精神が集中状態の時は没頭できるという特徴を持っている。タスクを彼らに与える側はそれに期待し簡単な仕事を与えたりもするのだが、ADHDにかかっている当人たちはいざタスクを引き受けても、ほんの些細なことをきっかけに集中力を失い、結局タスクをなかなか完了できない。
本人としては自分なりに頑張って仕事に取り組んでいるのだが、途中で気が散り、混乱してしまうという。これでは仕事を与えた側も混乱するため、まさに悪循環である。
現時点では、調査に参加したうちの7パーセントの若者たちがADHDにかかった、との報告が挙げられている。そして、彼らがそのまま成長し、社会に出てくる頃には、また新たな10代の若者たちが同様の状態を迎えることになる。すると、どうなるか? 社会にも学校にも、どんどんADHDに悩む人が増えてくることは安易に想像できるだろう。
こうした現状を憂慮した南カリフォルニア大学の心理学者は、今こそソーシャルメディアとADHDとの因果関係を熟考しネット使用について再考する時期に差し掛かっている、と警鐘を鳴らしている。
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