『24時間テレビ』みやぞん、マラソンではなくトライアスロンの裏理由とは?「視聴者が泣くから」か!?

『24時間テレビ』みやぞん、マラソンではなくトライアスロンの裏理由とは?「視聴者が泣くから」か!? の画像1『24時間テレビ』公式Twitterアカウントより

 もはや夏の風物詩のひとつともいえる日本テレビ系列の「24時間テレビ」。同番組内で恒例となっているのがマラソンだが、今年はお笑い芸人のみやぞんが前人未到のトライアスロンを無事完走し、視聴者からは多くの感動の声が寄せられていた。

 前述のとおり、今年は例年とは異なり、トライアスロンをおこない、マラソン部分以外は「24時間テレビ」の放送枠外で中継されたのだが、なぜこうした形になったのか。関係者が理由を語ってくれた。

「これは毎年議論されてきたことへの答えのようなものです。以前からマラソンを少しでも長距離にする努力をしてきましたが、その結果なんです」(番組関係者)

 長距離にする努力とはどういうことか。

「この番組の最大の目的は『感動』だからです。24時間テレビの会議に集まったスタッフを前に責任者が最初に言うのは『今年も感動を与えます』『今年も視聴者を泣かせましょう』という決意表明です。つまり、チャリティーの普及や理解度を深める努力ではなく、視聴者をどれだけ泣かせられるかに命をかけているわけです」(同)

 おかしな話だが、チャリティーは二の次で感動を与えることが最優先事項になっているようだ。

「こうした背景があるため、数年前からマラソンも改善が求められてきました。『毎年のことでマンネリ化しているため、距離を増やさないと感動が薄れてしまう』との意見が出ていたんです。そのため、200キロマラソンや300キロマラソンなど、距離を増やす案が浮上していました。長距離を走る姿は確実に視聴者が泣くという考え方からです」(同)

 長い距離を走れば泣くとは、一体だれが言ったのであろうか。

「今年の24時間テレビはこうした意見を受けて長距離が想定されました。しかし、ご存知のように今年は熱中症が続発しましたし、過去にはマラソン中に心肺停止に陥る人もいました。そのため、長距離マラソンは危険と判断されたわけです。ただし、感動させるためにはいつも以上に頑張らないとダメだと、折衷案として急遽トライアスロンになったわけです」(同)

 危険だから長距離マラソンを避けたのは理解できるが、なぜトライアスロンになったのであろうか。

「理由を明確に答えられるスタッフは皆無です。元々、たくさん頑張っている姿を放送すれば感動してもらえるという考えを受けて長距離マラソンが提案され、それが危ないからトライアスロンになっただけです。つまり、トライアスロンに明確な意図はありません」(同)

 ハッキリと断言されてしまった。無論、登山やボートなど、果たしてそこに何の意味があるのかと思わされる企画が毎年多いだけに今さら違和感はないとも言える。しかし、ここまで安直だと思っていなかったのも事実だ。

 実際のところ「頑張るみやぞんがかわいそう…」といった感動ではなく同情のコメントの方が多く、どんどん意味不明の番組になっていくだけのような気がしてならない。せめて基本中の基本であるチャリティーに意識を向けてほしいものだ。
(文=吉沢ひかる)

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