8月29日にピラミッドサイズの巨大隕石「2016 NF23」が地球衝突の可能性?
8月29日にピラミッドサイズの巨大隕石「2016 NF23」が地球衝突の可能性? NASAも危惧、人類滅亡カウントダウンか!?

8月29日、ギザの大ピラミッドほどもある巨大な小惑星が地球に接近する。NASAが「潜在的に危険」だと警鐘を鳴らしていることから、世界中の大手メディアもトップニュースとして扱っている。
■最接近のタイミング
英紙「The Independent」(8月25日付)によると、日本時間29日午前9時ごろ、小惑星「2016 NF23」が、時速約3万2千kmで地球に最接近するという。同小惑星は地球近傍に存在する「アテン群」(アテン型小惑星)に属する。
■2016 NF23のサイズ
NASAの計算によると、2016 NF23は直径70~160m。これはギザの大ピラミッド(高さ約138m)よりも大きい。ピラミッドが時速3万kmあまりで地球に向かっていることを考えると恐ろしいことこの上ない。

■地球に衝突するのか?
2016 NF23は地球から約4万8千km離れたところを通過すると予想されている。NASAは、地球から半径4万6千マイル(約7万4千km)以内を通過する天体を全て「潜在的に危険」としているが、地球と衝突する危険性はさほどないという。
とはいえ、今年6月にアメリカ合衆国科学技術政策局が小惑星検知、追跡、軌道変更技術の向上を要求するレポートを発表したように、現在のところ小惑星の検知・予測技術は完璧ではない。

これまでにも、2017年1月に小惑星「2017 AG13」の地球最接近を24時間前まで検知できなかったり、2013年にはロシア・チェリャビンスクに全く観測できていなかった隕石が落下し、1491人が重軽傷を負ったりするなど、不測の事態がいくつも起こっている。
2016 NF23が予想どおりのルートで通過してくれるかは神のみぞ知るが、運よく2016 NF23が地球に衝突しなかったとしても、今年12月にはドクロそっくりの小天体「2015 TB 145」が地球近傍に舞い戻ってくる。危険は続くのだ。その直径は2016 NF23の4倍以上、700mもある。この半分ほどの大きさの2002年に地球に最接近した小惑星「2001YB5」(直径300m)は、フランスを丸ごと吹き飛ばす威力を持っていたと言われていることから、その2倍以上の大きさともなれば、前代未聞の被害となるだろう。
とにかく、明日の午前9時、2016 NF23が地球に衝突しないことを切に願いたい。
参考:「The Independent」、「Daily Mail」、ほか
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