グーグルは“ロケーション履歴をオフにしても”位置情報を集めていることが判明! 全行動が丸裸、一体何を企んでいるのか!?

「ロケーション履歴はアカウントレベルでいつでもオフにできます。ロケーション履歴をオフにしても、お持ちの端末でご利用の他の位置情報サービス(Google位置情報サービスや「端末を探す」など)には影響しません。Google検索やGoogleマップのような他のサービスでのアクティビティの一部として、位置情報データが保存されることもあります」

 つまりロケーション履歴をオフにすれば履歴が表示されなくなるだけで、位置情報の取得は続いているということなのだろうか。どうやらグーグルに現在地や移動経路を知られたくないと思えば、ロケーション履歴はもちろん、連動する位置情報サービスやウェブ&アプリ利用履歴などすべての位置情報に関する設定をオフにしなければならないということのようだ。


■消費行動の一連の流れが機械学習によって丸裸に

 では、グーグルはユーザーの位置情報を集めて何をしようとしているのか。その大きな理由のひとつが位置認識追跡(location-aware tracking)技術による広告収入である。すでに各デバイスの画面は追跡型のウェブ広告で溢れかえっているが、購入履歴だけでなくそこに位置情報を活用して、よりタイムリーで居場所に即した広告を表示させる技術が今もブラッシュアップを続けているのである。

 昨年、グーグルは「Googleアトリビューション」のベータ版を発表した。このGoogleアトリビューションとはユーザーの消費行動と、購入に至らせた決定要因を浮き彫りにするツールである。

グーグルはロケーション履歴をオフにしても位置情報を集めていることが判明! 全行動が丸裸、一体何を企んでいるのか!?の画像3TechCrunch」の記事より

 日本でのサービス導入は未定のようだが、このツールを使うことでオンラインショッピングだけでなく、クレジットカードとデビットカードを使った実店舗での購入履歴のおよそ70%を追跡できるというから驚きだ。そして、ユーザーの位置情報からどこで広告を目にし、どの店舗で購入したのかもわかるようになり、消費行動の一連の流れが機械学習によって解き明かされる可能性も広がっている。

 AIによって「この時期のこの時間、ここにいる人は、こんなものを欲しがる」というようなことがかなりの精度で予測できるようになるかもしれない。欲しくなったモノやサービスが実はAIによって動機づけられ、購入へと誘導されたものであったというのはあまり気持ちのよい話ではないが、こうした市場社会がやってくる日は案外早いのかもしれない。


参考:「Futurism」、「TechCrunch」、ほか

文=仲田しんじ

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