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日刊サイゾー

【日刊サイゾーより】

 今年3月に起きた目黒女児虐待死事件をきっかけに、これまで以上に児童虐待が社会の関心を集めるようになったが、お隣中国でも社会問題化している。特に最近目につくのは、血のつながりのない継母による虐待だ。

「ETtoday」(8月27日付)などによると、四川省宜賓市内の広場で、地べたにうずくまって泣いている12歳の女児を通行人の男性が発見。体には無数のアザや傷があり、問いただすと継母に殴られてできたものだという。男性は放っておけず、女児を自分の店に連れて帰ることに。あらためて服をめくってみると、尋常ではない数のあざと傷が……。

 女児いわく、継母は日常的に暴力を振るい、時にはハンガーで殴ることもあったという。女児は「慣れてしまって涙も出ない」と、淡々と打ち明けたという。今回は、1人でゲーム遊びをしていて弟の面倒を見なかったことをとがめられ、継母に殴られたそうだ。その後、女児は父方の祖母の家に預けられることになったが、祖母が仕事に行った隙に家を飛び出したという。

 男性が警察に通報しようとすると、女児は継母からの報復を恐れ、やめるよう哀願。それでも通報すると、継母は警察に拘留され、女児は生母に引き取られた。父親によると、女児はもともと成績が優秀だったが、最近はスマホに夢中になることが多かったため、継母が教育のために殴ったという。しかし、おびただしい数の傷を見ると、とても教育とは見えない。

 また、「中国報」(同25日付)によると、貴州省銅仁市で、同じく12歳の女児が約10分間にわたって継母から殴る蹴るの暴行を受けている動画がネット上にアップされた。たまたま女児宅の向かいの家にいた撮影者は、子どもをののしる声と殴る音が聞こえてきたため窓を開けると、40歳前後の女性が女児を殴っているのが見えたという。女児は「ごめんなさい」と言いながら泣いていたが、継母は手を緩めず、女児が履いていたサンダルをつかんで頭を殴っていた。警察や教育当局が捜査したところ、暴行していたのは継母であることが判明。夫と口ゲンカした際に怒りが収まらず、それを女児にぶつけたのだという。つまり、女児を怒りのはけ口に利用していたというわけだ。

 中国民政部によると、2017年上半期に結婚したカップルは、前年比7.5%減となる558万組。一方、離婚した夫婦は同10.3%増の185.6万組となり、離婚率は急激に上昇している。もちろん、すべての継母・継父が児童虐待を犯すわけではないが、こうした虐待がこれ以上増えないことを願うばかりである。

(文=大橋史彦)

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