惑星「ニビル」はあります! 証拠多数でもはや“常識”、天文学者たちも発見に向けラストスパート!

 太陽系に存在するといわれる未知の惑星「プラネット・ナイン」、その実在を証明すべく、世界中で多くの天文学者が探索を行っているという。米紙「Washington Post」(今月2日付)や英紙「The Daily Mail」(今月3日付)が報じた。

惑星「ニビル」はあります! 証拠多数でもはや常識、天文学者たちも発見に向けラストスパート!の画像1イメージ画像は「Thinkstock」より引用


■太陽系の未知の惑星

 プラネット・ナインはその名の通り、太陽系に存在するとされる第9番目の惑星を指す。以前は「プラネットX」とも呼ばれていたが、冥王星が準惑星になったことで呼び名が変わってしまった。その存在を示す数多くの証拠がありながらも、未だ観測されていない宇宙の謎の一つである。古代シュメールの神話で語られ、オカルト分野でもしばしば言及される惑星「ニビル」と同一視される事もある。

惑星「ニビル」はあります! 証拠多数でもはや常識、天文学者たちも発見に向けラストスパート!の画像2画像は「Daily Mail」より引用

 この未知の惑星が存在するのは、冥王星の軌道をはるかに超えた太陽系の奥深くとされる。近年、太陽系外縁部で奇妙な軌道を描く天体が複数発見されているのだが、それらの天体に影響を与えているのが巨大な質量を持つ巨大な惑星、すなわちプラネット・ナインなのだ。2014年に米カーネギー研究所の天文学者スコット・シェパード氏らがその存在の可能性を示唆すると、2016年には米カリフォルニア工科大学のコンスタンティン・バティギン氏とマイケル・ブラウン氏がコンピュータシミュレーションで惑星の詳細を予測している。

 バティギン氏らの予測によると、プラネットナインは地球の5~20倍の質量を持ち、地球と太陽の距離の数百~千倍以上離れた場所で巨大な楕円軌道を描いており、一周するのに1万~2万年かかるという。さらに、この楕円軌道は地球をはじめとする他の惑星の公転面から数十度傾いていると予測されている。最近の観測で、この予測を裏付けるような多数の証拠が見つかっている。

惑星「ニビル」はあります! 証拠多数でもはや常識、天文学者たちも発見に向けラストスパート!の画像3太陽系の外縁部にある奇妙な軌道を持つ天体と、その軌道から予測されるプラネットナインの軌道(点線)。画像は「Daily Mail」より引用


■なぜ見つからないのか?

 ここまで予測されていながら、なぜプラネットナインは未だ観測されていないのか。その理由は距離にある。宇宙では惑星の距離が2倍離れると16倍見えにくくなる。そのため、プラネットナインは海王星の16万倍以上見えにくいと想定されるのである。

 現在、ハワイのすばる望遠鏡をはじめ、多数の望遠鏡でプラネットナインの探索が行われている。いずれにしろ研究者らはプラネットナイン発見の日は近いと考えており、太陽系誕生の謎を解く鍵としても期待されている。

 プラネットナインの実在が証明されれば、我々の常識を覆す大発見として科学史に刻まれるであろう。だがその一方で、現代の科学技術でも未だ観測できないような惑星をなぜ古代シュメールの人々は知っていたのかという疑問が残る。彼らは一体どこで、宇宙の遥か彼方に存在する惑星について知ったのか? プラネットナインの発見もさることながら、その答えも明らかにして欲しいものである。


参考:「Daily Mail」、「Washington Post」、ほか

TOCANA編集部

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