イーロン・マスク「私達はシミュレーションの中で生きている」! 大麻を吸引しながら断言、 深遠なる“真意”を徹底解説!

 今月7日、人気ポッドキャスト「ジョー・ローガン・エクスペリエンス」に出演した実業家のイーロン・マスク氏が、番組中に大麻を吸引。自身がCEOを務める「テスラ」社の株価が一時下落する騒ぎがあった。撮影が行われたカリフォルニア州では大麻は合法とされているが、経営者としての資質が疑問視されたようだ。

■マスク氏が語る「シミュレーション仮説」

 そんなマスク氏が収録中にハイになりながら語った内容もまた面白い。以前からマスク氏は、我々が現実ではなくシミュレーションの中に生きているとする「シミュレーション仮説」の信奉者として知られているが、今回はその理由を大麻をスパスパやりながら語ってくれたのだ。

イーロン・マスク「私達はシミュレーションの中で生きている」! 大麻を吸引しながら断言、 深遠なる真意を徹底解説!の画像1画像は「Daily Mail」より引用

 英紙「Daily Mail」(9月7日付)によると、マスク氏は宇宙の年齢が138億年あることに言及、それほどの時間があれば宇宙人が複雑なシミュレーターを作っていてもおかしくないと語ったそうだ。

「進歩というものがあるとすれば、次の2つのうちどちらかが起こる。ゲームが現実と見分けがつかなくなっているか、文明が終焉しているかだ。だから、我々はシミュレーションの中にいる可能性が高い。なぜなら我々は存在しているからだ。そこにはたくさんのシミュレーションがあると考えている。これを現実と呼んでもいいし、マルチバースと呼んでもいい」(マスク氏)


■シミュレーション仮説の理論

イーロン・マスク「私達はシミュレーションの中で生きている」! 大麻を吸引しながら断言、 深遠なる真意を徹底解説!の画像2画像は「Daily Mail」より引用

 マスク氏は言及していないが、おそらくこの発言の背景になっているのは、スウェーデン出身の哲学者ニック・ボストロム氏の議論だろう。ボストロム氏によると、次の3つのシナリオのうちのひとつが真実であるというのだ。

1、ほとんどの文明は技術的に成熟する前に絶滅した。
2、十分に成熟した技術を持ったほとんどの文明はシミュレーション装置を作る興味を失った。
3、我々人間は実際にコンピュータ・シミュレーション上で生きている。

 発言からも分かるように、マスク氏は人間よりも高度な技術を持った地球外文明があり、その文明は宇宙を完璧にシミュレートでき、その意欲は当然あるものと考えている(仮説1と2の否定)。しかし、そのことから直接、我々がシミュレーションの中にいる可能性が高まるわけではない。そのためにはさらなる仮説が必要だ。

A、 我々は、そのようなAIシミュレーションを開発する能力を手に入れる実際の宇宙の住人である。
B、 我々は、そのような数十億のシミュレーションの中の1つの住人である

 これはマスク氏の「そこにはたくさんのシミュレーションがあると考えている。これを現実と呼んでもいいし、マルチバースと呼んでもいい」という発言に相当する部分だ。

 ここでボストロム氏は(マスク氏も)、我々が現実と区別がつかないほど精度の高いシミュレーション技術を持っているとすれば、それを実行するだろうと考える。しかも何回も。

 そして、シミュレーション内の住民までもがシミュレーション技術を開発したとすれば、シミュレーション内のシミュレーションまでも起こるだろう。これが次々と起これば、まさにマスク氏が言うように複数(無限個)の宇宙からなるマルチバースの如き様相を呈することになる。

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