夫婦交換セックスの伝統を受け継ぐ「スワッピング部族」の知られざる実態=インド・ドクパ族
インドのジャンムー・カシミール州東部に位置するラダック。かつてはチベット仏教の一大中心地だったが、現在はパキスタンと中国の国境未確定領域という辺境だ。そこからさらに南西部、パキスタンとインドの停戦ライン近くにダー・ハヌーという小さな村があり、ドクパ族と呼ばれる約3000人の少数民族がひっそりと暮らしている。
■ドクパ族の奇習!
英紙「Daily Mail」(9月13日付)によると、ドクパとはラダック語(チベット諸語に属する言語)で、「アーリア人」、「白い肌の人」を意味し、ドクパ族は東方遠征を行ったアレクサンダー大王の末裔だと信じられているという。
そのため彼らは周囲の民族と見た目も異なっており、文化も特異だ。通称「花の民」と呼ばれることからも分かるように、ドクパ族は普段から頭の上に色鮮やかな花を乗せている。だが、この美しく可憐なドクパ族には、現代人からしてみれば奇習としか言いようがない習慣がかつて存在したという。
それが「スワッピングの文化」だ。スワッピングとは、複数のカップルがお互いのパートナーを取替えて行う集団性行為であり、現代ではアブノーマルな趣味の1つとした数えられているが、かつてドクパ族では夫婦交換が公に行われていたというのだ。
今に生きるドクパ族の姿を撮影したインド人のアマン・チョタニ氏によると、ドクパ族は現存する古代部族の中で最も「おおらかで自由な生活」を送っており、「情熱的な性格」の人々だという。そのため、かつては夫婦交換だけでなく、公の場でのキスも普通に行われていたそうだ。だが、近年になり外部の権力者によりそのような風俗は禁止され、ドクパ族は“文明化”されてしまったという。ただ、村から外部の者がいなくなった時には、こっそりと夫婦交換を再開しているとも噂されている……。
■ドクパ族とナチス
アレクサンダー大王の末裔と言われ、ラダック語で「アーリア人」と呼ばれるドクパ族には、ヒトラーも興味を示していたという逸話がある。その証拠となっているのが、ドクパ族がシンボルとして使っているスワスティカだ。一説にはヒトラーはこのスワスティカからナチスのシンボルとなったハーケンクロイツを考案、ドクパ族の存在はインド・アーリア神話の生きた証拠だとされたというのだ。
とはいえ、愛と情熱に生きるドクパ族自身は、死を愛好するヒトラーとは無縁の存在だ。夫婦交換という現代人からしてみれば奇妙な風習も、彼らの愛と情熱がその源だとすれば、それはそれで素晴らしいことだろう。彼らが昔のように誰の目も気にせず情熱的な生活を送れる日が来ることを願うばかりだ。
参考:「Daily Mail」、ほか
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