怖さ限界突破「上の部屋(後編)」! 実際の事件とリンク…目黒区での恐怖体験、衝撃の真相!

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怖さ限界突破「上の部屋(後編)」! 実際の事件とリンク…目黒区での恐怖体験、衝撃の真相!の画像3画像は「Thinkstock」より引用

「変なこと、ですか?」

「ええ。翌朝カズヤにパソコンからメールを送ろうと思ったら、登録してあったはずの彼のメールアドレスが見つからなかったんです。連絡帳から削除されたというより、元から無かったみたいに痕跡すらありませんでした」

「それは奇妙ですね。過去の送受信の履歴があったでしょう?」

「それも全然、無かったんです。びっくりして携帯電話の方を見たら、メールアドレスも電話番号も、履歴も、こっちも消えてました」

「まるで最初から存在しなかったみたいですね?」

「ええ! でも、そのときは、とにかく連絡を取りたいと思ってましたから、そこまでは思いませんでした。カズヤはSNSをやっていなくて、共通の知り合いもなかったから、誰かに伝言を頼むことも出来ない……と、考えていたら、ふと、思ったんですよ」

「何をですか?」

「彼は誰から、うちの住所を聞いたのかな?って」

「引っ越し先の住所を、カズヤさんに教えていなかったんですか?」

「隠していました! 別れようと思っていたから。私はまだ、両親と職場の人と、花見に来た友だちにしか住所を知らせていませんでした。だから念のためそれらの人々には、男性から問い合わせがなかったか訊きましたけど、誰も私の住所なんか訊かれたことはないって……。その辺からですね、私がだんだん、カズヤってどこの誰なんだろうと思いはじめたのは」

「え? 腐れ縁になっていたんじゃなかったんですか?」

「それがどうも、おかしいんです。不動産屋に足を運んだときから、自分の中ではカズヤという男と長年つきあっていて、別れたりくっついたりしてきたというストーリーが出来あがっていて、すっかり信じ込んでいましたが、いつどこで出逢ったのか、どんなふうに付き合ってきたのか、全然具体的じゃなかったんですよ。一緒に写真を撮ったこともありませんでしたが、当然、ツーショットをたくさん撮っていたような気がしていました」

「では、もしかすると、カズヤさんという男性は実在しなかった?

「そう思った方が合理的に説明がつくでしょう? 納得できませんでしたし、今でも不思議でしょうがないんですけど」

「本当に奇妙な体験をされましたね……」

「あっ、川奈さん! これでおしまいじゃなくて、まだ続きがあるんですよ!」

「そうなんですか?」

「階段で追いかけられてから2、3日後に、ゴミ捨て場でマンションの管理人さんに会ったので、うちの部屋の真上に住んでいる人がしょっちゅう階段を駆けあがっていったり、ときどきバッタリ床に倒れたようなとても大きな音を立てるのですが、と話したんです。そうしたら管理人さんが顔を引き攣らせて、『今、お宅の上の部屋には誰も住んでいませんよ』と言ったから、それでもう、怖すぎて住めないと思って、実家に戻ることにしたんです」

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