• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • コメント0
IgNobel_2.jpg
画像は、「YouTube」より引用

 9月13日、イグ・ノーベル賞の医学教育賞に、長野県の昭和伊南総合病院に勤務する堀内朗内科診療部長・消化器病センター長が選ばれたことが発表された。そこで今回は、これまでのイグ・ノーベル賞を振り返り、トカナ的視点で特に興味深いものを7つ選定してみた。また、日本人の受賞はこれで12年連続となるが、そもそもなぜ日本人の受賞がこれほど多いのかという疑問についても考えてみたい。


■イグ・ノーベル賞とは

IgNobel_1.jpg
堀内朗センター長の論文 画像は、「GIE」より引用

 まずは、簡単にイグ・ノーベル賞の概要について説明しておこう。1991年に創設されたイグ・ノーベル賞は「裏ノーベル賞」とも呼ばれ、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられるノーベル賞のパロディー版。部門は多種多様で、毎年さまざまな風変わりでユニークな研究が受賞を果たしている。

 2018年の医学教育賞を受賞した堀内センター長は、自身のお尻で座位大腸内視鏡検査法を研究した成果が評価された。大腸がん検診などで受ける内視鏡検査は通常、横になった状態で筒状の内視鏡を肛門から体内に挿入するが、かなりの痛みが伴うという。しかし堀内センター長は、座った姿勢で内視鏡を体内に入れると苦痛が少なく、驚くほど容易に検査ができることを自分自身で試して突き止めた。その結果は2006年に米国の学会誌で発表され、晴れて今回の受賞につながった。


■過去のブッ飛びまくった「イグ・ノーベル賞」7選!

 では、過去にイグ・ノーベル賞の栄誉に輝いた研究のうち、筆者が独自選定したとりわけ興味深いものを7つ紹介しよう。選定の基準としては「トカナ的である」こと、つまり内容的に親和性があり、かつユーモアにあふれ、ユニークかどうかも判断材料としている。


第7位:肛門に挿入した異物が取れなくなった事例研究(1995年)

 米国のデイヴィッド・B・ブッシュ氏らが、論文『直腸の異物:事例報告と世界の文献の総説』で文学賞に輝いた。つまり、ある目的で肛門の中に“異物”を入れた末、取れなくなった事例を研究したもので、その中には、ナイフの砥石、懐中電灯、宝石職人用のこぎり、凍ったブタの尻尾などがあった。なぜ「文学賞」なのかは謎だ。

コメントする

お名前
コメント
画像認証
※名前は空欄でもコメントできます。
※誹謗中傷、プライバシー侵害などの違法性の高いコメントは予告なしに削除・非表示にする場合がございます。