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日刊サイゾー

【日刊サイゾーより】

 撮影用途だけでなく、物流や農業などさまざまな分野での活用が期待されるドローンは、世界最大手の大疆創新科技(DJI)をはじめ中国が一大生産拠点となっているが、事故も少なくない。

「都市快報」(9月18日付)などによると、同3日、浙江省金華市で劉さんが電動バイクで走行していたところ、ドローンと衝突する事故が起きた。バイクもろとも道端の用水路まで飛ばされ、後頭部を強打し、右手の小指を半分失うほどの大ケガを負った。すぐに手術を受けたが、18日時点でいまだに意識は戻っていない。事故を起こしたドローンは同省内のメーカー製で、企業からの依頼で水田に農薬を散布していたという。いったん農薬を補充するため下降した際に、事故は起きたのだった。ドローンを操作していたオペレーターは免許証を取得していたものの、農薬を散布する研修は受けていなかったという。そもそも普通に人が通行する道のそばで農薬をすること自体に問題があるだろう。

 北京市では、子どもが犠牲となる痛ましい事故が起きている。「網易新聞」(5月11日付)などによると、同9日、朝陽区の公園で斉さんが1歳の息子を遊ばせていると、突然制御不能に陥ったドローンが落下して男児の頭部に直撃、7針縫うケガを負った。ドローンを操作していたのは14歳の外国籍の少年で、目撃者の証言によると、少年はドローンを拾い上げると、すぐさま立ち乗り電動二輪車で現場から逃走したという。

 陝西省西安市ではケタ違いの事故が起きている。「新浪科技」(5月6日付)などによると、同1日夜に開催された「紅五月西安城壁国際文化フェスティバル」で、ドローンを使ったショーが行われた。電飾を搭載した1,374機ものドローンが城跡の上空を飛行。夜空に電光掲示板のように文字が浮かび上がる仕掛けだ。1,374機というのは、西安の城壁が全長13.74kmであることに由来し、ギネス世界記録に挑戦する壮大な企画だった。ところが、そのうち496機が制御不能に陥り、墜落。メーカーの億航によると機体そのものには問題がなかったが、一部の機体の位置情報システムが外部から干渉を受け、データに異常を来したのだという。幸いケガ人は出なかったが、もし客席に落ちていたら大惨事である。

 中国では、ネット通販やフードデリバリーなどの業界で、ドローンを使った商品の配達が導入されつつあるが、安全対策が不十分なままでは重大事故が頻発しかねないことだろう。

(文=大橋史彦)

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コメント

1:匿名2018年9月30日 07:11 | 返信

日本も規制を更に強化しないとロクな事にならないぞ

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