• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • コメント0
関連キーワード:

中国

,

日刊サイゾー

【日刊サイゾーより】

 市場規模1兆円ともいわれる中国の美容医療業界が、”ニセ薬”スキャンダルに揺れている。

 香港系ニュースサイト「東網」(10月12日付)によると、内偵捜査を続けていた中国公安局が、先日、各地にアジトを置いていた偽美容医薬品業者を摘発したという。

 事件の発覚は、今年2月にさかのぼる。浙江省海寧市の地元当局が、インターネット上での犯罪行為を監視していた際、チャットアプリ「微信」を使って、美容医療などに使用されるボトックス(ボツリヌストキシン)やヒアルロン酸などを販売している業者を発見。捜査を進めたところ、この業者は中国全土で偽医薬品を販売していることがわかった。

 そして今年4月から7月にかけ、当局は業者の所在を割り出し、江西省、河南省、広東省、安徽省で偽美容医薬品の販売に関わっていた21人を逮捕。さらに、湖南省にあった製造工場や倉庫など5カ所の家宅捜索も行った。その結果、販売される予定だった袋詰めの偽ボトックス3,100袋と、偽ヒアルロン酸2万5,000袋が押収されたという。

 美容市場の成長著しい中国では、こうした多くの偽美容医薬品が、市場に大量に流通しているとみられている。北京市内には、医療資格もないままボトックス注射を行っているサロンも数多く、そうした場所で使用されているボトックスは非正規品である可能性が高いという。

 こうした偽美容医薬品は、すでに日本に流入している可能性もある。中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏は、こう話す。

「池袋の雑居ビルには、レーザー脱毛やボトックス注射を行っている中国系の闇美容クリニックがいくつか存在しています。集客は『微信』上の在日中国人のコミュニティーで行い、看板も掲げていないので日本人の目に留まることはほとんどなく、警察に摘発されることもない。そんな場所ですから、使用される医薬品も正規品である保証はまったくない」

 日本人が利用する可能性は低いとはいえ、被害者が出ないうちに取り締まりが行われるべきだろう。

(文=青山大樹)

関連キーワード

コメントする

お名前
コメント
画像認証
※名前は空欄でもコメントできます。
※誹謗中傷、プライバシー侵害などの違法性の高いコメントは予告なしに削除・非表示にする場合がございます。