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日刊サイゾー

【日刊サイゾーより】

 不動産価格が高止まりしている中国では、庶民にとって家を買うことは容易ではない。そんな中、苦労してようやく手に入れたマンションが、見るも無残な姿に変わり果ててしまったという悲劇が起きた。

 香港系ニュースサイト「東網」(10月26日付)などによると、江西省ヘイ郷市の劉さんは、今年2月に念願のマイホームを購入した。中国のマンションは内装が施されていない、いわゆる“スケルトン”の状態で販売されるのが一般的。そのため劉さんも、内装業者に工事を依頼した。それから数カ月がたち、工事の進捗状況を見に行くと、その変わり果てた姿に言葉を失った。玄関のドアを開けると、辺り一面が糞尿だらけだったのだ。それも尋常ではない量で、「部屋に入るのに長靴を履かなければならない」(劉さん)ほどだった。

 原因を調べたところ、トイレの下水管にレンガが詰まっていたことがわかった。それによって、排水が部屋にあふれ出してしまったのだった。そのレンガは、内装業者が便器を据え付ける際に落として詰まらせたものだった。これによる損失は、7万元(約113万円)以上になるという。業者側は、調査後に作業員に非があるとわかれば賠償するとしているが、一度糞まみれになってしまった家に、気分よく住めるはずもない……。 

 中国では、このような内装工事のトラブルが後を絶たない。それでも、目に見える被害なら、まだマシなのかもしれない。「ETtoday新聞雲」(9月18日付)などによると、同じく江西省南昌市の幼稚園では、50名もの園児が鼻血を出す事件が起きた。同園は今年春に開園したばかりで、内装に使用されたホルムアルデヒドが原因との見方が強いようだ。

 少し古い記事になるが、「東網」(2016年12月15日付)によると、同国の技術分野の最高研究機関・中国工程院の鍾南山氏が講演の中で、内装と白血病患者の相関性について発言している。中国環境保護協会の統計データによると、白血病にかかった児童の9割が、内装が豪華すぎる家に住んでいたという。中国では毎年210万人の児童が白血病で亡くなっているが、うち8割の家でホルムアルデヒドの基準値が超過していたという。また、室内環境汚染による死者は年間11万1,000人に達するという、衝撃的なデータも出ている。

 欠陥住宅は日本でもたびたび問題となっているが、中国はレベルが違いすぎるようだ。

(文=中山介石)

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