【最終結論】「携帯電話の電磁波は人体に悪影響」はウソだった?20年間の実験が遂に完結、データ公開!

1102cellphone-2.jpg画像は「Live Science」より引用

■携帯電話の電磁波は人間に有害なのか?

 実験の結果を人間に当てはめて、携帯電話の使用で、特に男性の脳や心臓に悪性腫瘍のリスクが高まる……そう考えてしまうかもしれないが、それは早計である。

 今回の実験では、日常的に携帯電話を使う人間が浴びる量よりはるかに多く、強い電磁波を長時間照射しており、当のレポートでも「人間が携帯電話を使って浴びる電磁波と直接比較はできない」としている。また、実験で使用されたのは2Gや3Gという古い規格であり、広く普及しているWi-Fiや次世代規格5Gでは、「私たちの研究内容と全く異なる可能性が高い」とのことだ。

 科学メディア「Live Science」の記事では、今回の最終報告が電磁波と発ガンとの間に明確な用量反応関係(例えば長期間電磁波を浴び続けると、ある段階で発ガンするというような関係)が存在する証拠を見つけられなかったと指摘している。さらにこれまでの研究結果は、現在の規格による規制値以下ならば、人間の健康に悪影響はないことを示しているといい、「あまり心配すべきではない」と結論付けている。

1102cellphone-3.jpgイメージ画像は「Thinkstock」より引用

 とはいえ、気になるのはWi-Fiや次世代技術の5Gの人間への影響だ。トカナでも過去に取り上げているが、ヨーロッパでは学校など子どもの多い場所でのWi-Fi使用を止めるべきと推奨する国が出てきており、5Gの人体への影響も懸念されている。過去の技術は安全だったのかもしれない。だが、次はどうなのか? 日本でもオリンピックに向けて公衆Wi-Fiの普及が進められ、5Gへの移行も予定されている。後になって「実は健康リスクがありました」なんてことにならないことを祈るばかりだ。

(編集部)

参考:「Daily Mail」「Live Science」「NIH」ほか

【最終結論】「携帯電話の電磁波は人体に悪影響」はウソだった?20年間の実験が遂に完結、データ公開!のページです。などの最新ニュースは知的好奇心を刺激するニュースを配信するTOCANAで