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日刊サイゾー

【日刊サイゾーより】

 日本では親の育児放棄による悲惨な事件が後を絶たないが、中国では、生まれて間もない赤ん坊が投棄される事件が起きた。

「東北網」などによると、10月26日午前中、広東省茂名市の産婦人科で、生まれたばかりの赤ん坊が行方不明になった。通報を受けた警察が実の父親に事情を聞くと、前日深夜1時すぎ、生後6時間の赤ん坊を袋に詰めて山へ行き、崖から投棄したと供述した。警察と山岳救助ボランティアが現場を捜索すると、木の枝に引っかかって泣いている赤ん坊を発見。直ちに救急搬送され、病院で検査を受けたが、幸い命に別状はなかった。

 それにしてもなぜ、父親は赤ん坊を投棄したのか? 取り調べでわかったのは、生まれたのが女の子だったからだという。男の家にはすでに1男2女がいるため、もう一人男の子が欲しいと思っていた。ところが生まれたのが女の子だったため、養うのが嫌で投棄したという。

 ネット上では「お前が飛び降りろ」「厳罰を望む」など父親への怒りが噴出していたが、「すべての人間が親としてふさわしいわけではない」といった声もあった。

 中国ではいまだに男児信奉が根強く、胎児が女児とわかるや堕胎するというケースが多いため、人口の男女比はいびつだ。2010年に行われた第6回国勢調査では、女性100に対し、男性は118.06となっている。とりわけ差が大きいのは広東省を含む華南地区で、女性100に対し、男性は120を超える。専門家の予測によると、中国はこの先30年で3,000万人以上もの男がパートナーを得られずに余るという。女児を堕胎し続けたツケが回ってくるということだが、今回のような事件が二度と起きないことを願いたい。

(文=中山介石)

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