肩に塗るだけで精子が死滅する「塗るコンドーム」遂に爆誕! 米政府機関が臨床試験、避妊の新時代到来!

肩に塗るだけで精子が死滅する「塗るコンドーム」遂に爆誕! 米政府機関が臨床試験、避妊の新時代到来!の画像1イメージ画像は「Getty Images」より引用

 塗るコンドームの実現が、また一歩現実に近づいた。11月28日、米国立衛生研究所(NIH)は「NES / T」というゲルタイプの男性避妊薬の臨床試験を開始すると公表した。NES / Tはプロゲスチンとテストステロンという二つのホルモンを含んだゲルで、男性の肩から背中にかけて塗るだけで精子の量が避妊に十分なほど減少するというものだ。

 この臨床試験にはおよそ420組の男女カップルが参加し、男性は4~12週間ゲルを塗り、副作用がないことと精子量の十分な減少を確認した後、妊娠を防ぐ効果を検証するためのフェイズに移行する。ここから52週間、カップルはこのゲルだけを避妊の方法とするのである。ゲルの処方を中止した後も、男性はさらに24週間追跡調査される。

 米国立小児保健発達研究所の避妊薬開発プログラム責任者ダイアナ・ブライズ氏は「安全で効果的で可逆的な男性向け避妊法は重要な公衆衛生上のニーズを満たすでしょう」とこの避妊ゲルの重要性を強調している。

 以下に、塗るコンドームと男性向けの新たな避妊法について解説した記事(2017年12月掲載)を再掲する。米「Bloomberg」をはじめとする大手マスメディアも注目する今回の臨床試験。我々が新たな避妊法を手に入れる日はいつになるのか、結果に期待したい。

(編集部)

参考:「NIH」「Bloomberg

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 これまで避妊薬とは女性のものであったが、いずれ男性にとっても選択肢の一つになるかもしれない。体に塗ることで避妊できる男性用ゲルが、近く臨床試験されるというのだ。サイエンスメディア「Science Alert」が報じている。

■開発の難しい男性用避妊薬

 男性向けの避妊法といえば、コンドームとパイプカットくらいのものだ。近年では男性向けの避妊用ピルや注射、または睾丸にインプラントして精子量をコントロールするチップ(Bimek SLV)など、様々な避妊法が開発されつつある。

肩に塗るだけで精子が死滅する「塗るコンドーム」遂に爆誕! 米政府機関が臨床試験、避妊の新時代到来!の画像2Bimek SLV。画像は「Vimeo」より引用

 しかしながら、ホルモン飲用や注射は効果が高いものの、重篤な気分障害など副作用も多く、実用化には難があった。そこで、飲んだり注射したりするのではなく、ホルモン剤のゲルを皮膚に塗るという方法が注目を浴びるようになった。

■男性用塗る避妊薬

 米国国立衛生研究所などが開発した避妊ゲルには、プロゲステロンとテストステロンという二種類のホルモンが含まれている。プロゲステロンは精巣が成熟した精子を作るのを防ぎ、テストステロンは体全体のホルモンのバランスを調整する役割を担う。効果は72時間ほど続くが、効果的に使用するためには毎日塗り続ける必要があるという。

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