【千葉少女生き埋め】「泣いて助けを求める被害少女を思い出す」
【千葉少女生き埋め事件】「泣いて助けを求める被害少女を思い出す」実行犯・中野翔太と面会! 刑確定前に明かした“ズレた本音”とは?
2015年4月、千葉県芝山町で18歳の少女が生き埋めにされて殺害された。強盗殺人と逮捕監禁の罪で逮捕された船橋市の当時18歳の元少女に対し、今月11日、二審でも無期懲役の判決が下った。東京高裁の後藤真理子裁判長は、一審での無期懲役の判決を支持し、弁護側控訴を棄却したのである。
事件のきっかけはささいなことだった。殺害された少女と無期懲役の判決を受けた女は友人であったが、卒業アルバムの貸し借りなどをめぐってトラブルになった。そこで女は元交際相手の井出裕輝に相談、井出は友人の中野翔太を誘い、3人で少女を拉致、殺害して金品を奪う計画を立てた。
事件前日、井出と中野はホームセンターで結束バンドや粘着テープを購入、さらに中野は井出の実家近くの畑に深さ80センチほどを穴を掘った。そして4月19日の事件当日、さらにもう一人当時18歳の元少年を加え、午後10時ごろ、千葉市内を歩いていた少女を言葉巧みに車に乗せた。
そして少女は結束バンドで体を拘束され、口の中に靴下を押し込まれた上で粘着テープで口を塞がれた。さらに頭には土嚢袋をかぶせられ、殴る蹴るなどの暴行を受けた後、前日に用意した畑の穴に生きたまま埋められて殺害されたのである。
井出、中野にも無期懲役の判決が出ており、井出は上告中であるが、中野の刑は確定している。今回トカナでは、昨年10月に掲載した上告棄却直後の中野のインタビュー「人を殺した人と会う【死刑囚の実像】シリーズ」を再掲する。事件当日まで被害者とは面識がなかったという彼がなぜこのような凄惨な犯行に加わったのか、本人が語った言葉から事件を考えるきっかけとしてほしい。
(編集部)
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――人を殺した人と会う。死刑囚の実像に迫るシリーズ【番外編】
2015年4月に千葉県で18歳の少女が生き埋めにされ、殺害された事件で、実行犯の男・中野翔太(22)が今月10日、最高裁に上告を棄却された。これで千葉地裁の裁判員裁判で宣告された無期懲役判決が確定するのが確実となった。その中野が上告棄却後、東京拘置所で面会に応じ、事件に関する本音を語った。
■坊主頭になっていた生き埋め実行犯

「もう少しで刑務所に行くことになりますから」
10月中旬のある日、東京拘置所の面会室。坊主頭で現れた中野は、照れたような笑みを浮かべ、そう言った。無期懲役判決が確定し、刑務所で服役することになれば、坊主頭にしないといけないので、すでにそうしたというわけだ。
報道では、後ろ髪を伸ばし、それなりに不良っぽく見える写真が流布していたが、アクリル板越しに向かい合った中野は小柄で、表情もあどけなかった。事前にそうだと知らなければ、この男が世間を騒がせた生き埋め殺人事件の実行犯だとは誰もわからないだろう。
■知的障害の自覚はなし

裁判で明らかになったところでは、事件のきっかけは些細なことだった。2015年の春ごろ、被害少女は高校の同級生だった当時18歳の女A子(20)と卒業アルバムの貸し借りなどをめぐり、トラブルに。A子が元交際相手の男・井出裕輝(23)に相談したところ、井出が中野を犯行に誘い込み、3人で犯行に及ぶことになったという。
3人は被害少女を車で監禁し、結束バンドで手足を緊縛して財布やバッグを強取。そして成田空港近くの畑まで連れて行き、あらかじめ掘っておいた穴に入れて生き埋めにしたとされる。
この時、「殺さないで。死にたくない」と泣きながら助けを求めた被害少女に対し、スコップで土砂をかけた実行犯が中野だった。
そんな凶行に及んだ中野だが、実は逮捕後に受けた精神鑑定で軽度の知的障害があることが明らかになっていた。また、犯行を主導したとされる井出には、事件前から暴力をふるわれ、パシリとして使われていたという。そこで、実際の中野はどんな人物なのかをこの目で確かめたく、筆者は面会に訪ねたのだ。
知的障害のことを聞くと、中野は「そういうのは、よくわからないんですよ」とあっけらかんと言った。学力が足りずに高校へは進学できなかったそうだが、中学までは普通の学校に通い、陸上部員としても活動しており、自分が知的障害者だという意識はないという。
一方、井出からパシリにされていたことについて聞くと、「食べ物を買いに行かされたり、車を洗わされたりしていました」と何ら恥ずかしがることなく答えた。では、なぜ、パシリにされていたのか。
「携帯電話を料金滞納で止められた際、井出に携帯電話を借り、ひと月に12万円使ってしまったんです。それで井出から『使ったぶんは返せ』と言われてパシリをさせられるようになり、働いていた鉄筋屋の給料も全部渡すようになったんです」
会話は普通にできる中野だが、こういう話を聞くと、軽度の知的障害があるというのはやはり本当なのだろうと思わされた。
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