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「水曜日のダウンタウン」クロちゃん“モンスター事件”で行政処分へ!? 3度目の警察沙汰に“お上”が激怒、打ち切りか!?

2018.12.28 08:00

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「これで3度目。“お上”が黙っていませんよ」

　そう断言するのは一般紙の社会部記者だ。26日に放送されたTBS系のバラエティー番組「水曜日のダウンタウン」で、同日深夜から27日未明にかけて、番組内の企画「モンスターハウス」を見た視聴者が東京・練馬区の遊園地「としまえん」に大勢集まり、警察が出動する騒ぎが起きた。

　番組では「安田大サーカス」のクロちゃんが、視聴者投票の結果「おり」に閉じ込められることになり、27日午後10時38分まで誰でも「一般公開」で見られることになった。番組ツイッターは「お時間ある方は是非お越しください！！」「※注意事項※（1）夜間は東口のみ開放（2）朝9:30まで＆夜19:30以降は入園料無料（3）日中はとしまえん入園料が必要」と投稿。すると直後から視聴者が殺到し、周辺の道路は大混雑し、近隣では自動販売機の上に乗って騒ぐ人、警備員の制止を振り切って入場する人など、“渋谷のハロウィン状態”と化した。

　結果、110番通報が相次ぎ、管轄する練馬警察署の警察官が多数出動。午前１時過ぎに公式ツイッターで「多数の来場者で混乱をきたしているため、夜間の無料開放は一旦中止とさせて頂きます」と発表された。関係者によれば、番組の企画自体も中止になったという。

　同番組をめぐっては、過去にも警察沙汰が続発。5月には渋谷区のJR恵比寿駅周辺で、「男の人が車に押し込まれて連れ去られた」と110番が複数寄せられ、警視庁渋谷署が捜査したところ、男性はお笑いコンビ「コロコロチキチキペッパーズ」のナダルで、突然連れ去る企画だったことが判明した。番組企画は中止となり、同署はTBSの番組責任者ら2人を厳重注意した。

　2016年5月にも「クロちゃん、どこかに閉じ込められてもTwitterさえあれば助けてもらえる説」の検証と題して、視聴者を巻き込んだ公開捜査を実施。“監禁マンション”の誤情報が拡散され、無関係のマンションに人が集まるなどの被害が出て、警察が出動する事態となった。冒頭の社会部記者の話。

「警察沙汰は今回で3度目。警視庁は怒り心頭で、番組責任者に再度の厳重注意を行います。前回と違って、今回は『厳しくいく』とのこと。テレビ局を管轄する総務省も人騒がせな企画を問題視しており、近くTBSに対して再発防止を求める意見書を出す予定。十分が回答でなければ、行政処分の対象になり得ます。TBSは猛省する必要がある。番組プロデューサーの異動は免れないでしょうね」

　ネット上では番組打ち切りを求める声も上がっているが、人気番組だけにTBSが大ナタをふるうことはありえない。番組MCの「ダウンタウン」も5月の“ナダル事件”同様、「攻めすぎた結果」と解釈しているようだ。社内のチェック体制はどうなっているのか？　根本的な考えを改めない限り、4度目の警察沙汰は間違いなく起きるだろう。
（文＝高橋雄一）

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