他人の免疫細胞を患者に移植? 画期的がん治療法に期待

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【日刊サイゾーより】

 世界で年間1,000万人の命を奪っているがんに、近い将来、画期的治療法が確立されるかもしれない。

 英紙「デイリーメール」(12月27日付)が、がん細胞を攻撃する免疫細胞を他人から移植するというまったく新しい治療法が、近い将来、何百万人ものがん患者の命を救う可能性があると報じている。

 がん細胞を攻撃する免疫細胞を患者の血液から取り出し、人工的に数を増やしたり効率的にがんを攻撃するよう育成したのちに体内へ戻す免疫細胞治療は、化学療法に見られるような副作用がない治療法としてすでに実用化されている。しかし、他人の免疫細胞を患者に移植することは、拒絶反応の懸念から不可能とされてきた。

 ところが、ロンドンにある生物医学研究機関、フランシス・クリック研究所による最近の研究によると、拒絶反応なしに他人の免疫細胞を移植することが可能だというのだ。

 同機構研究チームのリーダー、エイドリアン・ヘイデイ教授は「まだ実現段階に達していない」としながらも、「がん患者が自らの体でがんを治癒できるように訓練する、実験段階の治療法が発展途上にある」と明かす。免疫細胞が移植されると、患者がもともと持つ免疫細胞と協力し、がん細胞を攻撃し始めるという。

 同機構は、ドナーから採取した免疫細胞を貯蔵する世界初の免疫細胞バンクの設置に動いている。実現すれば、健康な免疫細胞を数時間以内にクリニックに届け、治療が必要ながん患者に移植することが可能になる。早ければ今年中に、がん患者への免疫細胞の移植が行われる可能性もあるという。

 1981年以来、がんは日本人の死因のトップの座に居座り続け、いまや3人にひとりの命を奪っている。臨床実証が待ち遠しい限りだ。

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