監禁、強姦、絶望自殺…「イスラム国」と闘う女性武装部隊
監禁、強姦、絶望自殺…「イスラム国」と闘う女性武装部隊を描いた映画『バハールの涙』が傑作すぎる!

2019年1月19日より、映画『バハールの涙』が日本で全国公開される。
物語の主人公はヤジディ教徒の女性弁護士バハール。ある日、「イスラム国」(IS)がクルド人自治区を襲い、バハールの夫は殺され、息子はイスラム国戦闘員育成校に送られてしまう。襲撃から数カ月後、バハールは人質にとられた息子を取り戻すため女性武装部隊「太陽の女たち」を結成、「イスラム国」との戦いに挑む。
2018年の第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された本作は、海外の批評家からも高い評価を受けている。英ウェブマガジン「Far Out」(2018年11月6日付)のレビュー記事を見てみよう。

『バハールの涙』は、普通の戦争映画ではない。2014年のクルディスタンを舞台に、クルド人兵士らが、侵略者である「イスラム国」を街から追い出し、捕えられた数千もの女性や子どもを解放する様子を描く。
戦地における通常のドラマとは違い、同作は「イスラム国」の手から逃れた女性クルド人武装部隊を追う。戦闘シーンは物語の一部ではあるが、焦点は女性たちの捕虜としての経験、そして彼女たちが志願兵として立ち上がる姿にある。
物語は女性武装部隊に潜入する隻眼のジャーナリスト、マチルド(エマニュエル・ベルコ)から始まる。彼女のモデルとなっているのは、2001年のスリランカ内戦で左目を失明したメリー・コルヴィンだ。マチルドはいつ命を落とすかも分からない危険な取材への献身と、遠く離れた幼い娘への責任感の狭間で揺れ動く、一人の母親として描かれる。
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