子ザルの死を受け入れられない母がミイラ化した子を…
【閲覧注意】子ザルの死を受け入れられない母ザル! ミイラ化した死骸を持ち歩く“母親の愛”が悲しすぎる
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インド・ラージャスターン州にあるランザンボア国立公園で、ラングール(オナガザル科コロブス亜科のサル)の母親が死んだ子どもを運んでいる様子が撮影された。英紙「The Daily Mail」(先月27日付)が報じた。
母ザルは、生後2日で命を落とした子ザルに食べ物を与えようとしたり、抱きしめたり、背中を撫でたりした。この様子を撮影した写真家、アーチュナ・シングさんは、母ザルは子ザルが死んだことを知っていたが、そのことを信じて受け入れる準備ができていなかったのだと解釈する。そのうえで、「どんな親でも子供を失う経験をする必要はありません。今回の出来事を通して、動物は人間と同じくらい感受性が強いということを私は確信しました」と語った。
ランザンボア国立公園の事例と類似した光景を映した動画が中国でも撮影され、海外の動画共有サイト「Liveleak」で公開されている。コンクリートの上にちょこんと座った母ザルは、右手でエサを食べている。その左手がしっかりと握っているのは、干からびてミイラ化した子ザルの死骸だ。母ザルは子ザルの死を受け入れられず、その死骸をずっと持ち運んでいるのだろう。なんとも悲しげな動画である。
2010年に京都大学霊長類研究所が発表した「死んだ子どものミイラを運びつづけるギニア・ボッソウにすむチンパンジーの母親たち」でも、ギニア・ボッソウ村周辺で行われた野生チンパンジーの調査で、母親が死んだ子供を手放さなかった3つの事例が報告されている。3例とも、死亡から数日経った子供の死骸は完全なミイラとなっていたにもかかわらず、母親は19~68日もその死骸を持ち運んだという。論文では、これらの行動の原因について、出産後に生理周期が止まった母親は、周期が再開するまで子供を運び続けるのではないかと考察する。一方で、母親は子供の死を理解していたようだとも指摘する。
ラングールやチンパンジーといった霊長類に見られるこれらの行動は、実際のメカニズムはどうであれ、子供に対する母親の愛を表しているように見える。そして、そんな母子の姿は多くの人々を悲しい気持ちにさせるのだ。
(文=標葉実則)
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