節分の奇習！ 少年たちを羞恥まみれにした“肛門豆吹き”！ 鬼もドン引きレベルの激ヤバ儀式が関東に実在か！

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画像は「Getty Images」より引用

　いわゆる“縁起物”を、年端も行かぬ少年の肛門より飛ばし、それを群集がキャッチするという風習は、以前にもご紹介（過去記事）したことがあるが、どうやら当地に伝わるこの儀式はそれに類するもので、それこそ、その往時には、「近くの村からもたくさんの人が駆けつけていた」（藤沢さん）ほどの有名な儀式であったのだという。しかし、そうは言っても、多くの少年たちにとって、こうした“羞恥プレイ”でしかない行事に起用されることは災難でしかないこと。そのため、年を経ることにその“豆吹き役”の担い手が確保できなくなり、結果として儀式自体も自然消滅することになってしまったのだという。

「まあね、今にして思えば、なんでケツの穴にわざわざ豆を仕込んで、それを屁で飛ばしたものを有り難がっていたのか？　って、私なんかも首を傾げるところだけれども、少なくとも当時はみんな寄って集って夢中になったものでね。うちにも昔もらった豆が3つか4つ、あるハズだよ」

　果たしてこれが本当に鬼（邪気）をはらう効果があったのだろうか、リアルタイムでその最盛期を見てきたという藤沢さんでさえも、その意義について、現在では首を傾げるというこの儀式。鬼を払うというよりも、鬼が逃げるほどのヤバさだが、やはりいつの時代も、風習や儀式というものは、後年の常識から見て、なんとも逸脱した、実に馬鹿げたものであるのかもしれない。
（取材・文／戸叶和男）

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