【根本敬×ケロッピー前田】悪趣味、愛人5人、鬼畜、世紀末…悪名高き伝説の雑誌『BURST』の復活『バースト・ジェネレーション』を語る!

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——確かに(笑)。ちなみに、他のページの印象はどのようなものでしたか?

根本 『BURST』で凄いと思ったのは、やっぱりメンツだよね。特に印象的なのは花村萬月さんが釣崎さんの死体写真に怒っていた「花村萬月事件」ですかね(笑)。あとは頭脳警察のPANTAさんとも1回対談させてもらったんだけどさ、その時はスーツを来た二人組の秘書の女性たちが同行されて現場に大量の資料を持ってきてね、そんな中で対談してたんだよね(笑)。

ケロッピー それこそ業界の人もお金があったから。あのピスケンがこの間の創刊記念イベントで「愛人5人いた」とか言ってたんだよ。「3人までは経費で囲ってた」とかなんとか(笑)。よくも悪くもそういう時代でしたよね。

根本 そうそう、流れとしては1990年代後半に『世紀末ブーム』とか『鬼畜ブーム』と呼ばれるようなカルチャーがきて、その受け皿として『BURST』が人気を得たんじゃないかな。

ケロッピー 『BURST』も全体でいうと初期、中期、後期とあって、中期くらいにタトゥー専門誌『TATTOO BURST』ハイカルチャー専門誌『BURST HIGH』とかが出てきて、ある種の安定期みたいなものがありましたね。僕自身は中期、後期の『BURST』に貢献したと思っていて、初期はピスケンや二代目編集長のジャンクユージが、率先していろんなことやってました。

根本 あ、あと『BURST』は、東陽片岡さんのページもおもしろかったよね!

ケロッピー そうそう、だから今回の『バースト・ジェネレーション』でも「漫画は入れるのか?」って話はあったんだけれど、予算もない、ページ数もないという“ないことづくめ”のところから始めていましたし、結果的に見送りました。前までは“『ガロ』的な《表現の場》があれば!”っていう活きのいい人がいたかもしれないけれど、今の若い人たちはそういう見られるところにいないから難しいですよね。

根本 若い作家たちが、見られるところにいないのは難しいよね。

ケロッピー Twitterとかで漫画を上げている若い作家もいるけれど、紙にするのとは別だと思うんですよね。

根本 でも、最近は自分の本も電子書籍になっているしね……。この間、第1回目の明細が送られてきてビックリしたのが、配信数が4,000程度で、印税が「31円」となっている。それでよく見ると「読み放題」ってなってるんですよ!

——えっ、どういう割り算なんですかそれ(笑)。

根本 「配信数4,000で印税31円」って、漫画家やアーティスト、作家になるより駄菓子屋やるほうが儲かるよ!

ケロッピー AmazonのアンリミテッドとかKindleとか、今は全部タダで見られるし、31円って宇宙と顕微鏡の世界が繋がっている感じですよね。

根本 だから、ミュージシャンなんてもっとひどいんじゃないかと思ってね……。CDは駄目だろうし、だからツアーと物販とでなんとかしてるのかな。メジャーもマイナーもなく皆さん……。

ケロッピー でも、根本さんは美学校で美術の先生になったりもされていますよね。

根本 美術の先生はね……あれ、やればやるほど貧乏になっていきますから。

——そうなんですか!?

根本 最初は月1回やってたんですが、それから月4回になった時、そろばん勘定すると、どうしても貧乏になるんです。だから今は月2回にしてもらいましたよ。それこそ、自分たちの仕事って時給に換算するとやってられないんですよ。時給ならマクドナルドでバイトしている高校生に負けてますもん。なんてこと言ったりしてると、この記事を見ちゃいけないヤツが見てまた問題になったりするんですよ(笑)。

コメント

2:匿名 2019年3月2日 04:44 | 返信

バーストがまだバイカー雑誌だったころ、刺青とかクスリをバイクと同列に扱うなんて許せん!ってミスター・バイク誌が怒ってたの思い出した。当時はブランキーが表紙だったな。懐かしいね。

1:匿名 2019年3月2日 00:05 | 返信

身長194のケロッピと並ぶと根本がコロポックルに見えるw

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