「コカイン」は覚せい剤よりやばい!? 若者に流行中の最強アッパードラッグ「コカイン」の中毒性を徹底解説【ググっても出ない毒薬の手帳】

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画像は、DENKI GROOVE THE MOVIE? -石野卓球とピエール瀧

 コカインを使用したとして、厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部は12日夜、東京都世田谷区、ミュージシャン、ピエール瀧(本名・瀧正則)容疑者(51)を麻薬取締法違反(使用)容疑で逮捕した。報道によると、本人は「間違いありません」と容疑を認めているといい、日本中に衝撃がはしっている。瀧容疑者は昨今は俳優としても活躍し、多数の映画やドラマで強烈な印象を残す怪演ぶりが評判で、現在はNHKで放送中の大河ドラマ「いだてん」にも出演していた。トカナ編集部も、すぐに各メディアにこの事件について取材したが「完全にノーマークだった」(大手新聞社)、「いきなり警察発表だった」(芸能記者)など、マスコミも衝撃を受けていることがわかった。

 また、トカナでは先日、コカインの売人として動いていた人物の取材に成功し、「日本の若者の間で「コカイン」が流行中」というタイトルで、その危険性を報じたばかり。コカインは“セレブドラッグ”という別名があるように、一回で使う量が多く金がかかることや、入手ルートなどについて詳しく記した。

 奇しくも人気絶頂の瀧容疑者が“今”この絶頂期にコカインの闇に陥っていたとはにわかに信じがたい話だが、彼が溺れたコカインとは一体どういうものなのか? かつてヘルドクター・クラレ氏がコカインを徹底解説した記事を後編から再掲する。

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【ヘルドクター・クラレのググっても出ない毒薬の手帳】
第30回 コカイン(後編)

前編はこちら

●コカインの薬理学

 日本では馴染みの薄いコカイン、どうやって使うのかご存知でしょうか?

 映画やドラマで、ストローや丸めた紙幣で白い粉を鼻から吸うシーンを見たことはありませんか? あの白い粉こそコカインです。机の上にコカインの粉を置いて、それをクレジットカードのような堅いものでゴリゴリつぶし、そのあと一直線のライン状に並べて鼻から吸引するのです。これは「スニッフィング」と呼ばれる摂取方法です。

「コカイン」は覚せい剤よりやばい!?  若者に流行中の最強アッパードラッグ「コカイン」の中毒性を徹底解説【ググっても出ない毒薬の手帳】の画像2スニッフィング。画像は「Thinkstock」より引用

 コカインの摂取ではこのスニッフィングや、重曹などと一緒に練った粉を炙り、その蒸気を吸引する「クラック」という方法が好まれています。飲むのでも注射でも効くはずなのですが……。基本的に、経口摂取だと肝臓を経由するため代謝されてしまいますが、鼻粘膜から摂取すると肝臓での代謝を受けません。なので、より高い効果が得られるということなのかもしれません。

 さて、コカインは強烈なアッパードラッグです。難しく言うなら強力な精神賦活剤です。

 どんな根暗な人間でも、自分は全知全能なる神であり、どんなことでもできるように感じられます。そして体のリミッターが解除され、怪力や異常な集中力を発揮し、潜在能力をフルに発揮できる(ような気がする)という麻薬です。

 効果の持続時間は非常に短く、30分ほどでそのピークは終わります。その後はぶり返しによって、すごく無気力なアホになるのもコカインの特徴とされています。

 似たような効果のある覚醒剤はピークこそなだらかなものの、効果自体は数時間続くため、麻薬としてのコスパ(?)は覚醒剤の方が上かもしれません。コカインと覚醒剤がライバル関係にあるのもこのためです。

 実はこのライバル関係、脳内でも続いていたりします。

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